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アイエム

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価格:¥ 16,590

発売日:1996-04-05

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カスタマーレビュー

『胸にしみるS・F(スピリチュアル・ファンタジー)』  (2005-12-03)
↑公開時の予告ではこう謳ってました。関川夏央の同名小説がありますが全く無関係。この映画のほうがタイトルだけ借りた模様です(「タイトル協力 関川夏央」のクレジットあり)。

舞台は福岡博多。超新星の爆発・隕石落下・記録的水不足・石化病という奇病など異変が続くなか、高校生の主人公はバイト先で不思議な少女と出会う。イルカと泳いでいた彼女は主人公の高校の新入生で高飛び込みの花形選手。二人は交友を深めていくが、少女には自身も知らない宿命があった。逃れえない不穏な予感に向かってすべてが動いていき…といったお話。

いわゆる青春物語を予想するとかなり面食らうでしょう。なんだかよくわからない映画だったとの評も結構目にしました。古来の伝承とニューエイジ風設定を詰め込み、前世紀末の気分の一典型となってます。少女マンガによくある思春期の痛い心象そのままというか。文字通り天文学的スケールの道具立てでつむがれるラブストーリー。

それにしても映像が素晴らしい。小嶺麗奈の美少女ぶりはもとより、プールでの飛び込みシーン、校舎や木立などすべてが透明感のある世界。そんな浮世離れした美しさの一方、生々しい熱気に溢れた街並みは「九州の夏」を鮮烈に伝えてくる。すごい。

さらに音楽も絶品。音数控えめながら実に印象的です。ファンタジックな音色とメロディーが映像にぴたりとはまり、見事に作品世界に溶け込んでいる。

役者陣には小嶺麗奈以外にも当時注目の若手が揃いました。のっそりと気のいい主人公に青木伸輔、その友人でお調子者のオカルトマニアに宝井誠明、星占い大好きな勝気少女に松尾れい子。彼らのみずみずしさ。天本英世・草刈正雄といった脇役たちもいい。

方向性が定まってない、ごちゃごちゃと詰め込みすぎ、独りよがり、長い、と欠点が多いのは確か。それでも切ない気分をかきたてられてならない作品です。その気分に星五つ。

ものすごいイメージをかきたてられる  (2003-05-31)
この作品のみどころは、主演の小嶺麗奈の美しさだとおもう。この頃はまだほぼ無名で、九州地区のCMと篠山紀信の写真集『少女革命』ぐらいでローカルな存在だったが。彼女の凛とした美しさ、空気が張り詰める感じは、高飛びという競技の特質に、この映画の全編を貫いているスピリチュアルで終末的雰囲気とがマッチしていたんだと思う。個人的には、この頃から『ユメノ銀河』の頃までの小嶺麗奈の魅力は、かなりのものだと思う。
正直、物語で何が主張したいのか不明だし、後半もかっこよく言えばスピリチュアルだが意味不明ともいえる。ただ、やりきれない終末的な感覚は観るものに強烈に魅了する力がある作品だと思う。見た後もかなりイメージが残る作品です。

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