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ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
グループ:Video
ランキング:2584
価格:¥ 2,528
発売日:1995-11-22
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レビュー(Amazon.co.jp)
この優れた映画は「繊細な優雅さ」と表現されるのが多分一番ふさわしいだろう。この作品は現在を背景にしながら、第2次世界大戦直前にイギリスの地方の家で生きる人々を描いている。『ハワーズ・エンド』のスタッフと再結集したのは、女中頭のミス・ケントンを演じるエマ・トンプソンと完全無欠の執事スティーブンスを演じるアンソニー・ホプキンスだ。ほろ苦い物語の中心となるのは、スティーブンスとその主人ダーリントン卿(ジェームズ・フォックスが適度におせっかいで陰険なほど尊大に演じる)への彼の献身ぶりだ。スティーブンスはこう約言する。「人は雇い主の役に立つために出来ることをすべてやるまでは完全に満足はできないと思う」と。スティーブンスの世界をとりまくのは切迫したドイツとの戦争と、ダーリントンのひどく歪んだ戦争への関心、そしてもっとも強い印象を与えるのはミス・ケントンとの関係だ。スティーブンスはまさに抑圧そのもののような存在だが、ホプキンスが演じることで悲惨でも独善的でもなくなっている。主人が戦争を見誤ったようにスティーブンスは忠義を見誤る。彼にとっての“忠義”は感情の遮断で、たぶん終生後悔することになるだろう事態にスティーブンスを追い込む。この作品では多くの事が描かれているが、動きは巧みに理解と聡明な一瞥で、感情は合わさる視線のみで表現される。製作のイスマイル・マーチャントと監督のジェームズ・アイヴォリーと脚本のルース・プラワー・ジャブヴァーラによる他の作品と同じく、この映画も見るからに壮麗で、時代を印象的に、そして感動的にとらえている。ジャブヴァーラはカズオ・イシグロの原作を尊重して脚色している。脇役で素晴らしいのはクリストファー・リーヴとベン・チャップリンとヒュー・グラントだ。(N.F. Mendoza, Amazon.com)
カスタマーレビュー ![]()
絶品
(2001-10-10)
出演者もスタッフも最高の人たちがそろって作った最高の映画です。
アンソニー・ホプキンスは、レクター博士役などではなく、本作の演技で記憶されるべきだと思います。彼が演じるのは、イギリス貴族の邸宅で働く使用人たちを監督する執事です。特殊な職業のようですが、彼は私生活よりも仕事を優先する、世界中どこにでもいるタイプの人間です。そういう人物が仕事熱心ゆえに幸福をつかみそこねるという、普遍的な物語だと思います。
また、中年男性の小さな悲劇を描いているように見えて、背景となる時代の大きな事件も少なからず関係があるので、作品の奥行きが深くなっています。
すぐれた原作を実力ある人たちが映画化して成功した稀な例だと言えるでしょう。最近の映画は子どもっぽすぎると嘆いて!いる、大人の映画ファンにおすすめします。

