アイテム詳細
コミックス・ウェーブ
グループ:DVD
ランキング:4554
価格:¥ 4,242
発売日:2005-02-17
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レビュー(Amazon.co.jp)
自主制作のアニメーション『ほしのこえ』が大きな話題を呼び、一躍アニメ界の注目株となった新海誠が、満を持して発表した長編アニメーション第一作。日本が南北に分断されたもう一つの戦後の世界を舞台に、二人の少年の友情、そして“眠り続ける少女”との約束の顛末が描かれる。
SF的世界観を背景としつつも、それを的確に提示すると言うよりは、その中で営まれる日常を思春期独特の感覚を通して表現することに軸足を置いた作風は、『ほしのこえ』の延長線上にあると言えるだろう。風景描写の美しさと、それを効果的に使って物語に空気感を持たせるやり方は文句なく巧み。少年と少女の約束の成就がそのまま“世界を救う”ことになる展開はいささか甘すぎるきらいもあるが、ある種のジュヴナイルと考えれば十分に納得がいく。全体を貫く清冽さに身を委ねたい1本だ。(安川正吾)
カスタマーレビュー ![]()
男性的ファンタジー
(2008-11-27)
シュルレアリスムのような男性的ファンタジーとでもいいましょうか。
約束を守ることで眠れる少女の目を覚ますという設定は一見女性ウケもよさそう。
しかしサユリが理想化・美化されすぎているために女性はある種の嫌悪感を覚えます。
線路の上を両手を広げてバランスをとりながら歩かされたり、
ミニスカートで体育座りさせられたりしているのは「ない」。
そんなオンナノコいないよ、って言いたくなります。
この作品に限らず美少女キャラに共通することですが
このような描写は、男性から見て「女性らしい」女性、
つまり女性=男性によって客体化された性的対象としか映らないのです。
乱暴な言い方をすれば、このような妄想は不快でしかありません。
また、塔に向かうあたりからの展開も
男性的な美化・神話化のためにこじつけになっている気がします。
新海さんの独りよがりというか、なんと言うか。
背景は精緻で美しく文句のつけようがありません。
しかし女性を対象化してしまっているところが
この作品が国民的アニメになれない所以でしょう。
男性にとっては心地よい作品なんだろうとは思うのですが。
映像の美しさという最大の長所が物語の分かり辛さ・SF設定が乗ってないという短所で消されてしまっております。
(2008-08-30)
「宮崎アニメ」を映像面においては完全に圧倒する作品。
とにかく、その場所に射す陽の光、湧き立つ雲、暮れ行く街並み、吹く風の匂いまでも映像から感じ取らせる「実写すらも凌駕する画像のクオリティの高さ」には驚きを禁じえなかった。
でも・・・・・・・惜しい!
肝心のストーリーの「分かり辛さ」でその長所が殺されてしまった。
舞台は津軽海峡を望む「青森県」というマイナーな田舎町から始まる。
なぜか「日本は津軽海峡を挟んだ本州と北海道とが分断統治されていて」その北海道には「巨大な塔」が建てられているのが、遠く本州の東京からでも確認できる。
中学三年の2人の少年はいつか国境を越えて北海道の塔まで自作の飛行機で飛んでみたいと思っている。
そしてクラスメイトの少女が加わって過ごす短くも平和な日々・・・・。
だがそれは、これから3人が体験する「嵐の前の静けさ」に過ぎなかった・・・・・。
塔の設計者が少女の祖父・・・で、それがなぜ少女の身体が眠り続けることに繋がるのかが分からない。
塔をそもそもなぜ建てたのかも分からないし、北海道を統治しているという「敵国」も完全に謎。
終いには「塔が活動を停止している代償で少女は眠っており」、少女が目覚めると塔が活動を開始して人類が滅亡する・・・・なんていうトンデモ設定が語られて訳わかめ。
少年時代の約束を守って、2人の自作の飛行機で眠り続ける少女を乗せて塔まで飛べば彼女は目覚める!
・・・・・御都合主義に彩られたハッピーエンドはやっぱり説明不足で「ラブ・ストーリー」と理解するのさえも憚られたほどだった。
役不足
(2008-05-23)
この物語に新海氏の絵は勿体無い。
新海氏の絵でごまかそうとしているのが非常に腹が立った。
新海氏の絵を楽しみたい方は見るべき。物語には期待しないこと。
静かな空気を感じる作品
(2008-05-21)
不思議な空気を感じる作品で雰囲気は好きだが、作品としてはオリジナリティの乏しさを感じる。
謎の塔は「Halo」、手作りヒコーキは「ナディア」、画面構成は「エヴァ」、設定は「ソラリス」や両国の開戦は「王立宇宙軍」を思い出させるなど、何かどこかで観たことがあるような映像や設定によって構成されている。
ジブリの宮崎アニメにも使い回しの設定が多いが、彼の場合はそれを天才的なイマジネーションから別のものへと昇華させてオリジナリティを出しているのと共に、設定の巧みさ、動かす技術が卓越しているのでルパンの塔から塔へのジャンプなど絶対に不可能な動きでも「出来るのでは?」と錯覚させるリアリティがあるし、フィアットは改造すればあのようなエンジンが積めるのでは?と思ってしまう。
対して本作にはそうしたオリジナリティと作画力が不足しているので、非常に良くできて同人アニメっぽさも感じる。
例えば水へ落下するシーンなどあの高さからあの水深の水へ落ちれば両足骨折は間違いない…し、ラストの飛行シーンもあり得ない。全体的に「ウソ?」と思ってしまうリアリティ不足がある。
様々な要素を詰め込んだ結果、監督の主張の軸がぶれていて、本題が何かよく分からない作品となったのが残念。
今後、視聴者を驚かせるような監督のオリジナル要素に期待している。
行き着くところはひとつ。
(2008-05-17)
「秒速5センチメートル」を見てから、この作品に出会いました。
大まかに前半後半に別れたストーリーの中に、ずっと続く3人の想い。そして取り巻く世界。監督独特の世界観が広がります。
エンディングはなんとなくもの足りなさを感じましたが、他の方がおっしゃっているように2度3度見て納得する作品なのでしょう。
声優陣に役者さんを起用されていますが、実年齢とまったくギャップは感じませんでした。その話し方にどんどん引き込まれていきました。

