アイテム詳細
Warner Home Video
グループ:DVD
ランキング:68173
価格:¥ 1,510
発売日:2005-09-06
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カスタマーレビュー ![]()
映画フリークにお勧めの一本
(2006-12-25)
映画編集の歴史を追ったドキュメンタリー。NHKとBBCとの共同制作です。
スピルバーグやタランティーノ、ジェームズ・キャメロンやリドリー・スコットといった錚々たる監督たちや、彼らのフィルムをつないできた編集者たちの証言によって、100年以上に渡る劇場映画の編集技術やその思想の変遷をたどってみせます。
映画は編集技術を駆使して、観客から怒りや喜び、悲しみや恐怖といった反応を引き出そうとしています。その目的を追求して編集者たちが積み重ねてきた試行錯誤の跡は、創造者ならではの生みの苦しみと、その刻苦精励の末に得られる大きな達成感に彩られていて、見ていて爽快です。
シネフィルを自認する私にとって、エイゼンシュテインのモンタージュの歴史的意味の重さなどはもちろん既知の情報でしたが、40〜50年代のアメリカ映画が「ワイドショットからクロースアップへときちんと順を追ってつなぐべし」という、やきもきするほど厳格な映像文法を墨守していたことや、私にとっては食わず嫌いの気味があるフランスのヌーベル・バーグ映画が編集面でいかに画期的であったかなど、勉強になる事実が実にたくさん登場してきます。
なお「羊たちの沈黙」や「俺たちに明日はない」、「プレッジ」、「レニー・ブルース」などの作品を未見の人にはこのドキュメンタリーをお勧めしません。それぞれのラスト・シーンの編集に作り手たちのどのようなこだわりが込められているのか、その点についてのインタビューが実際の映像を織り込みながら紹介されているからです。未見の人はいわゆる「ネタばれ」の憂き目にあうことになります。ご注意を。

