アイテム詳細
南山堂
グループ:Book
ランキング:72661
価格:¥ 3,150
ポイント:31 pt
発売日:2008-04
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/ForeignBooks/4525423218/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
ケーススタディ 感染症科専門医の臨床最前線―グローバル化時代の戦略的思考法
臨床に直結する感染症診療のエビデンス―ベッドサイドですぐに役立つリファレンスブック
カスタマーレビュー ![]()
感染症は、ロジックがまずたいせつ
(2008-08-04)
ぼく自身はがんの患者さんを診ることが少ないので、気になって買ったはいいけれど、ずっと積読していた本でした。でも旅行にいくときにちょうどいいサイズの本を…と見渡していたらたまたま眼に入って、カバンに放り込んで読んでいたらとても面白かった!!!
『がん患者の…』とかいているくせにそうではなくて、『入院患者の…』だとつくづく思います。
感染症は知識も大事だけれどまずたいせつなのは、5つのステップ。
@患者背景
AFocus
B病原体
C治療方法
Dその後の経過
この本はそこに徹底的にこだわっているのでただ読んでいてもトレーニングになるし、そして研修中に必ず目の前に現れる感染症の患者さんを前にどんなことを考えればいいのかをきっちりと教えてくれる。こんなふうに感染症医の頭の中身を整理してくれている本は、ぼくは読んだことはなかった。
特にぼくは、Dその後の経過、が読んでいてとてもうれしかった。感染症の患者さんの状態をどうフォローすればいいのか、とても悩んだ時期があった。勉強すれば勉強するほど上の先生とぶつかるし…。体温下がって元気でFocusもよくなっている患者さんのCRP計測しなくちゃ嫌な顔されたりするし…。
まあわざわざ上司とぶつかる必要はないだろうけれど、やっぱり論理が重要な医師の修行中であるからには、地域的・施設的・習慣的な形式ではなく、理論的な形式を身につけたいところで。それを明示してくれるのは、とてもありがたいです。
でも、監修の大曲先生とその後お話させていただく機会があってそこのところを話したら、あれも悩みながら思い切って書いたんだよね…でも誰かが思い切って書かないと議論も始まらないからえいやと書いたんだ、なんてことをおっしゃっていました。そこのところもかっこいいなと思います。
しかも白衣のポケットに入るいいサイズ。感染症の思考パターンを頭に刻み付けたい研修中の方は、ぜひ!!
ロジックと視点がしっかり
(2008-07-19)
静岡がんセンターで日常的にがん患者さんの感染症の対応に追われている先生方ならではの視点でまとめられています.安価でハンディサイズ,読みきれる分量なのもGOODです.感染症診療全体のロジック・がん患者の感染症診療における総論的なロジック・がん治療の場面ごとの視点・がん患者で特に重要なclinical syndrome(発熱性好中球減少症など)という順に記載されており全体像がイメージしやすいです.
現実にはこの本に記載されているような標準的なロジック・アプローチでうまく太刀打ちできない場面がたくさんありますが,総論的事項・原則を十分理解し踏襲したうえでその都度対応するのと行き当たりばったりは大きく違います.
各章ごとの参考文献が章末にありますがやや参照しにくいこと,後半部分の感染症各論は「がん患者ならでは」の視点がやや弱く一般的感染症の解説になっている印象を受けました.
とはいえがん患者さんの感染症に携わるときに一度は目を通して自分の中で整理しておくべき重要なPearlsが満載でお奨めと思います.星4.5くらいでしょうか.

