アイテム詳細
新潮社
グループ:Book
ランキング:21212
価格:¥ 580
発売日:2007-08
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カスタマーレビュー ![]()
アーヴィングのショーケース
(2008-12-28)
ジョン・アーヴィングといえば長編小説の名手で、なんとも独特な作品世界と、なんとも独特な著者自身のキャラクターが印象的である。
本書はそんなアーヴィングの短編小説&エッセイ集。
ディケンズを題材にしたエッセイ「小説の王様」ではアーヴィングの小説観が垣間見れて面白い。
やはり彼は、「ストーリーは面白くなければいかん!」「ストーリーの『作ったような整合性』のどこが悪い!」と思っているのだ!
また、短編小説の方は、彼の作品世界が奔馬のよう疾走する直前に手綱を引いた(もしくは何らかの理由で疾走に至らなかった)作品たちで、その意味では食い足りないところもないではないが、これまたアーヴィングの作品世界が垣間見える。
訳者が本書をもって「アーヴィングのショーケース」と評したのもさもありなん。
そして著者自身は本書の中では、「ペンショングリルパルツァー」(題名からしてアーヴィング的!)と「インテリア空間」がお気に入りということであるが、僕も同感。
この2作はまさに「アーヴィングの世界」。
ジョン・アーヴィングの長編たちを理解するには、こうした1冊も不可欠でしょう。■
アメリカ現代文学の旗手の短編
(2007-09-30)
「ガープの世界」「サイダーハウス・ルール」などで有名な現代アメリカ文学の旗手ジョン・アーヴィングの短編&エッセイ集です。
小説ともエッセイともつかない作品が多くて不思議な感じでした。
「ピギー・スニードを救う話」でアーヴィングが小説を書くきっかけになったような出来事が書かれていて、その後何作品か挟んで、最後に「小説の王様」の中でチャールズ・ディケンズの文学論が書かれていました。
「小説の王様」では、ディケンズの素晴らしさをたたえ、現代文学の露骨に感情や感傷を書かないあり方を批判しているような文章が、現代アメリカ文学の旗手が書いていると考えるとおもしろかったです。
文章が多少読みにくかったです。

