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Lippincott Williams & Wilkins
グループ:Book
ランキング:7678
価格:¥ 6,407
発売日:2005-05-20
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レビュー(書評)
順天堂大学医学部解剖学教授 坂井建雄
ヴェサリウスの昔から人体の構造は変わらないけれども、人体の構造について教える内容やそのアプローチは変わり続けている。解剖学も進化している。現代の医学教育に最も適した解剖学の教科書はどのようなものか。本書 “Clinically Oriented Anatomy” は、その問いに対する最もスマートな回答の一つである。
その特徴は、学生に対して徹底してfriendlyなことである。臨床医になろうとする医学生の興味を引きつけながら、必要な情報をコンパクトに、かつ理解しやすく提供していく。伝統あるグラント解剖学図譜から取られた精緻な解剖図と、新しく描かれたメリハリのあるイラストを組み合わせて、人体の構造と機能を視覚的に理解させる。臨床との関連を扱う青地のコラム、内容を要領よくまとめた青字の要約、細々とした筋・血管・神経の情報を整理した表、体表解剖を扱う黄地の頁、CTとMRIといった医療画像を扱う各章末の緑地の頁などなど、医学生のための心配りを行き届かせている。さらに付録として、学習を補助する2枚のCD-ROMもついている。一昔前の大学教育を受けた人間にとっては、驚くほどの親切さかもしれない。まさにこの徹底した親切さの中に、時代の流れが感じられる。
16世紀にはヴェサリウスの「ファブリカ」、19世紀にはグレイの解剖学などなど、進化した出版技術を用いて、時代のニーズに合わせた解剖学教科書が生み出されてきた。本書は、弟版にあたる “Essential Clinical Anatomy” (邦訳「ムーア臨床解剖学」)とともに、コンピューターによる編集技術を駆使した、まさに現代の解剖学教科書の傑作である。
カスタマーレビュー ![]()
臨床実習に出てから威力がわかる本
(2006-09-14)
正直、解剖をやってるころは解剖の教科書なんてどれだって一緒だと思ってました。
でも、ポリクリで手術を見学するようになってからこの本の実力を再確認。
clinically orientedと銘打つだけあって、臨床ベースのコラムもあり
手術の前後に読むと、だいぶイメージがつかみやすくなると思いますよ。
理学療法士にはもう一つかも。
(2005-11-26)
なかなか興味のある文章が多く、内容はしっかりしている。
しかし、絵や図が小さく、文字数が多いため解剖を細かく見たい方には不十分だと思います。
また骨関節神経系の記述はあまり詳しくないため理学療法士の人で詳しい解剖を知りたい方には向いてないと思います。どちらかというと医者向けの解剖学書かも。
他の解剖学の本には載っていない骨関節系のinjuryが載っているため、英語が強い人は勉強になると思います。
わかりやすくて使いやすい
(2004-05-27)
解剖学覚える量が多すぎて頭が…なんて悩みを持っている人へ
この本にはわかりやすいカラーの表と臨床に関連していることや体表解剖学など盛りだくさんでとても興味を惹かれるので楽しく解剖の知識が身に付くとおもいます。そろそろ英語の教科書でもやってみようかなと思っている人にもお勧めです。
医学生ならこれ
(2003-01-20)
学部の専門の授業のはじめに行う解剖実習。
実習書には普通載ってない、解剖部位ごとの臨床例解説が魅力。
医学生の目から
(2002-05-04)
ただ解剖のみをこつこつ暗記しても本当の解剖を理解した事にはならないと思う。どういうことかというと、例えば教科書を読めば気管が食道より体表にあるという事は理解できる。しかしあなたは実際の臨床の現場で気管にものを詰まらせているおじいさんに気管切開が出来るだろうか?これは教科書だけからでは普通は身に付かない。しかしこの本では、この様な現場で役に立つ臨床に沿った解剖学が展開されている。僕は医学部高学年だが、まだ時々見ることがあります。また今から解剖学を学ぼうとする一二年生にもぜひ見てほしいです。

