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Simon Singh

Anchor Books

グループ:Book

ランキング:4046

価格:¥ 1,959

発売日:2000-08-29

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フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

レビュー(Amazon.co.jp)

 『フェルマーの最終定理』に続き、世界的ベストセラーとなったサイモン・シンの話題作『The Code Book』の邦訳。 暗号は古代から重要な情報を安全に伝達する手段であったが、絶えず解読の危険性をはらんでいた。本書は、暗号とその解読にまつわる歴史上のドラマをひも解きながら、暗号の重要性と進化の歴史について語っている。

   英国女王エリザベス1世暗殺に関する暗号文書が破られ、処刑されたメアリー・スチュワートの事件をはじめ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『仮面の男』(原作はデュマの『鉄仮面』)にも出てくるフランスの鉄仮面に関する文書、埋蔵金のありかが示されているという謎の「ビール暗号」、第1次世界大戦、第2次世界大戦の様相を変えた暗号解読者たちのテクニックなど、読者の知的好奇心をくすぐるトピックが数多く登場する。暗号が我々の歴史にいかに大きな影響を与え続けてきたのかがよくわかる。

   転置式暗号、換字式暗号といった単純な暗号化の方法から、複雑なヴィジュネル暗号、エニグマ暗号、単純だが決して破られることのなかったナヴァホ暗号のほか、ヒエログリフ、線文字Bなど、数多くの難解な古代文字や表記が、暗号解読者たちの血のにじむ解析努力と併せて詳述されている。

   本書では、読者がこれらの暗号を実際に作ったり、解読したりしながら読み進めていくことができるよう工夫されている。パズルや謎解きが好きな読者はもちろん、歴史の裏側をのぞいてみたい読者や考古学ファンにとっても興味深い1冊である。(土井英司)

カスタマーレビュー

うーん、イマイチ……  (2008-09-13)
評判が良いので読んでみましたが、イマイチでした。途中で挫折した。前作『フェルマーの最終定理』の方が出来が良いと思います。

シンが熱心に描いているのは暗号そのものの性質や問題よりも、それにまつわる人間ドラマの方です。いわば、暗号解読版「プロジェクトX」。暗号というのは、要するに複雑な関数を作って、その関数が他の人に分からないようにすることだという点では、昔から今に至るまで変わりはないので、読み進むにつれてどれも同じパターンのお話に思えてきて、飽きちゃいました。

人間ドラマは感動的だし、考えさせられるし、おもしろい。でもそれは、暗号作成や解読のおもしろさではない。暗号そのものについても説明されていますが、正直、物足りないです。古代文字を解読するということと、量子暗号を解読することは、果たして同じなのか、否か。言語によって出現する文字の頻度が異なるのはなぜか。そもそも、情報とは何なのか。そういったことをもっと掘り下げて欲しかったです。

読み物としてはおもしろい本ですが、やたらと評判が良いので、あえて辛口に採点して星2つ。

面白いです。  (2008-04-16)
面白いので一気に読めます。
ごみ処理の問題と同じほど難しい暗号があるのを知りました。

ロゼッタストーンから量子暗号まで・・面白くてワクワク  (2007-10-06)
 「フェルマーの最終定理」のサイモン・シンさん、
暗号解読の歴史というドキュメンタリーのこの素材を、
ストーリーテラーとして本当に上手く料理されてます。

 冒頭に、暗号の重要さを説明する例として、
 16世紀後半のスコットランド女王メアリーの悲劇を紹介・・・
暗号が破らなければ助かるが、暗号が破られると死刑・・・という究極の状況。


 副題通り、ロゼッタストーンのヒエログリフの解読から、
 量子暗号の原理まで、読みごたえありました。

難解なテーマを簡単に読める楽しさ  (2007-09-12)
私は、フェルマーとビッグバン宇宙論を両方読んでから、この本を読むという変な順番になりましたが、
面白さだけで単純比較するとフェルマーと肩を並べる印象でした。やはり専門的な内容にドシロートをすんなり引き込んでしまう読ませ方と、歴史と人を辿っていく手法にはホントにすばらしいと感じます。
公開鍵暗号の話のあたりは読んでいて一番盛り上がる所でした。他の作品でも、後半に一番盛り上がる部分が用意されており、エンディングへつなげるという同じ流れですが、マンネリに感じるのではなく、安心感として受け取れる。そして平易な内容なのに、知的好奇心を十分に満足させてくれます。

最高の知的興奮を得られる名著  (2007-08-16)
 本書の面白さはズバリ、ある時代において最強だった暗号が、いかに解読されたかを
明快に語っている点だろう。適当な例文が各時代において最強だった暗号により暗号化
されているが、どうやったらその暗号を解読できるかさっぱり想像がつかない。
 それも当たり前の話で、当時最高レベルの頭脳が長い年月を費やして解読したものが
容易に分かるわけが無いのだ。そしてその解読方法は、まるで魔法のように見事であり、
一種の感動すら覚える。
 本書の醍醐味は、人類数千年に及ぶ歴史の中の最高のパズルの問題と答えを同時に味わう
ことができることだ。これほどの知的興奮はめったに感じることはできないだろう。
 なお余談であるが、暗号といえば小説においても頻出の題材であり、財宝在り処を表す
ことなどもしばしばある。その中でも江戸川乱歩の処女作である「二銭銅貨」においては
「南無阿弥陀仏」の6文字から成る特異なコードが出現する。暗号が大衆文学である推理
小説においても取り上げられた事実は、暗号が決して遠い存在でないことの実例である。
 できれば、この傑作小説についても一読をお勧めする。

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