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Asne Seierstad
Ingrid Christophersen

Back Bay Books

グループ:Book

ランキング:47651

価格:¥ 1,654

発売日:2004-10-26

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カスタマーレビュー

閉塞感  (2007-03-18)
耐え切れないほどの閉塞感。この閉塞感に耐えに耐えているアフガニスタンの女性たちが本当に自由になれるのはいつなのだろう?国がよくなっても、タリバンから解放されても、彼女たちが家庭や社会の重圧から逃れ、自由に好きなことをできるようになれるのはいつなのだろう?
同じ時代に同じ世の中に生きているのにこの違いは何なのだろう。彼女たちの考え方にも驚かされる。子どもの頃からあらゆるものに耐えながら、何も感じないよう、何も考えないよう、何も自分で決められないよう訓練されてそれが当然になってしまっている。
それにしても、この完全に女性が閉鎖された社会に入っていって、この非常にノンフィクション的な本を書いた著者が女性だということにまた驚かされる。
実は、シリア・ヨルダンにいるときにこの本を読んだ。同じイスラム社会でもあまりにも違う。日本人は一般的にイスラム社会を十派一からげにしがちだ。こういう本を読んで日本人の読者が「だからイスラムは…」と思わなければ良いのだが。国によっては全く違うということをわかってほしい。
アフガニスタン関連はこれまでに何冊か読んだが、アフガニスタンの女性や子どもたちがどんな境遇にあるかはこの本が一番如実に著していたので、いろいろ考えさせられた。

お腹いっぱい。  (2005-08-07)
以前にパキスタン人の友人がいたので、イスラムの慣習や日常,
女性の扱いなどについては多少の知識があったせいか、この本を
読んでもそれほどの驚きはなかった。確かに私たちの日常と比較
すると「違いすぎる」のは確か。

女性蔑視(差別)に対する憤りが全体的に感じられるし、私自身も
同性として声をあげたくなるところが多々あった。そのせいか、
途中で「お腹いっぱい」状態になり、読む気がうせてしまった。

ただ、スルタン(この本の主人公で、著者にアフガニスタン人家族
との暮らしを経験させてくれた男性)の好意に対して、こういう形の
本を出版(彼はこの本を読んで激怒したというが)したのはどうかな
とちょぃと思ったりもした。確かにジャーナリズムとはそういうもの
だろうけれど…なんだかなぁ。

それと文章が少し読みにくい。読み手に負担がかかるというか
途中あちこちに話がそれたり、英語そのものの表現がくどかったり。
(これは英訳者の問題か、もしくは私の読解力の低さかもしれないが)
もっと短く簡単に書けるだろ~という感じがした。ということは、
箇条書きにしたらアッという間に終わってしまう内容なのかもしれない。

いずれにしてもメディアではあまりお目にかかれない国の、普通の
暮らしを知ることのできる本ではあると思う。

fascinating  (2005-05-27)
I bought this book from a spontaneously decision while engaged with THE KITE RUNNER. It is an amazing story of the life of an Afghan family that is keenly observed and portrayed by the author who lived with them for several months and observed their lives listened to their stories and finally came to relate to them. Though from quite a wealthy educated background, the family’s story is still a struggle for self-esteem in a domineering culture of hierarchy that favors males and the elders, a culture of denial that often looks for scapegoats. Polygamy, oriental way of engaging in business, the status of women in the tribal and religious arrangement of southern Asia and the backdrop of the Afghan war all contributed to make this story enticing and gave a view of Afghanistan that many foreigners are not aware of.DISCIPLES OF FORTUNE, BRICKLANE,USURPER AND OTHER STORIES, THE SWALLOWS OF KABUL are other titles which helps us foreigners understand what the news do not present.

The Bookseller of Kabulについて  (2005-03-16)
なんとなく意味深な題名のこの本は、ノルウェイの女性ジャーナリストがカブールで本屋を業とする男の家に家族同様に住まわせてもらい、その家族からの聞き書きを小説仕立てにしたものである。
本屋の名前、即ち主人公の名前をSultan Khanという。彼の家には母親を初めとして弟や妹、そして自分の妻や子供という大家族が生活しており、作者はオムニバス風に家族の一員のそれぞれを主人公にして彼らや彼女らが抱える問題や悩みを生き生きと或いは生々しく表現してくれている。というこの本の紹介を読んだだけで、読みたくなる人もいると思う。読むべきである。私は読んで大変感銘を受けた。
パキスタンで生活したことがあり、またタリバン政権後のアフガニスタンを訪れた事のある自分としては内容がよく理解できたが、そうでない人にとってもよくわかるように書かれている。特に女性の地位に関するくだりにはこれほどまでに虐げられているのかと、思わず憤りを感じたり同情したりすることだろう。しかしこれが現在のアフガニスタンで行われていることなのである。
さらにはタリバン政権時代には、今ここに書かれている以上の厳しい制約が特に女性に対して取られてきたことを思うと、アフガニスタンはいかに時間を空費してきたのかと、同情を禁じ得ない。これまで私は生意気にも、タリバンにもよい点はあったはずだ、タリバン政権は国づくりの最中なので、娯楽や情勢の教育の制限など多少は我慢しなければならないのだ、というような考えを持っていた(とは言っても私はオサマ・ビン・ラデンを支持しているわけではない。一方でタリバンは他国を攻撃するという考えにおいてはオサマ・ビン・ラデンとは一線を画していたのではないか、とも思っている)。しかし、これを読むにつれ、自分の考えはタリバン政権を経験していない者の不遜な考えであるということに気づいた。Sultanがラホールに教科書の印刷に出かけたときにそこで行き会ったパキスタン人が、「(パキスタンは汚職がはびこっているので)タリバンの二、三人も欲しいものだ」と冗談を言ったところ、「あんたたちはタリバンのことを何も知らないくせによくもそんなことが言えたものだ」、と怒る場面がある。その場面を読んで知ったかぶりをしていた自分自身を恥ずかしく思ったものである。
この本を読んだからといってアフガニスタンの中味や生活や、女性の地位の向上について今すぐに私たちができることはないかもしれないが、この現実を知っておくと知らないとでは人生を生きるにおいて大きな違いがあると思う。
私の経験したアフガニスタンは、タリバン政権後に訪れたものであるが、既に事務所には女性の職員も働いていた。しかしこの本を読んでみて、そのようなこともできない女性がいるのだというアフガニスタンの多様性を改めて知ったものである。

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