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Oxford University Press
グループ:Book
ランキング:6055
価格:¥ 8,022
発売日:2006-08-03
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カスタマーレビュー ![]()
非常に面白い!!けど。。。
(2007-10-02)
非常に面白い本です。
脳におけるゆらぎ(oscillation)がどのような解剖学的な基盤の元に構成されて、
それが我々の認知活動に寄与しているのかを、
これまでの知見から筆者が(良い意味での)妄想を述べた本です。
本書で述べられている内容は非常に興味深いのですが、
この本ではこれまでの知見と筆者の見解が明確に分けられて書いて無いので
大学院生の方々が読まれる際には、その辺の混同をしないように
気をつけて読まれるのが良いでしょう。(なので星1つ減)
まあ、この本の中にちりばめられている筆者の妄想は
実験的に示すことが出来ればそれぞれがNatureに通るのでは。
待望の脳波と同期現象についての専門書
(2006-11-28)
本書は脳、特に海馬における4〜10Hzの周波数成分の脳波(θリズム)や30Hz以上のγリズムで有名なBuzsakiの研究の集大成ともいえる一冊である。海馬や大脳新皮質における特徴的な脳波が、特定の行動や認知活動に深く関与している可能性があるということが指摘されてから、かなりの時間がたつ。その間、多くの研究が行われ、新しい知見が次々と集まる中、この研究分野の著作はほとんどのものが「古典」であり、今までの知見を概観できるものがなかなか登場しなかった。
そんな中、本著が満を持して世に送り出されたことは、非常に意義深いことであるといえる。
内容は、脳波に代表されるニューロンの「同期活動」が、いかにして生み出されるのか、と言ったイントロから(と言っても、この点一つとってもまだ明らかになっていないことが多く、筆者の仮説が多く紛れ込んでしまってはいるのだが)、今までは原著論文を当たるしか方法がなかった、脳波活動と認知機能(特に場所記憶など)との関係についての記述など、まさに「脳波と認知」における研究のフロンティアを概観できる内容となっている。
非常に専門的な内容ではあるが、学術的内容であるがゆえ、英文は極めて平易で読みやすい。また、脚注もふんだんに使用されているため、補足説明による理解もしやすく、原著論文のサーチもしやすいなど、読み手を意識した親切な配慮がなされていて好感が持てる。
原著論文だけではカバーしきれない分野も多い。本書で広くこの分野を概観することができるので、お勧めである。

