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Ian McEwan

Vintage

グループ:Book

ランキング:75787

価格:¥ 1,468

発売日:1998-01-03

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カスタマーレビュー

序章から引き込まれました!  (2006-10-05)
ピーターは空想好きな10歳の少年。彼は私を少年・・もとい、少女の頃に戻して楽しい冒険の旅にいざなってくれました。
妹・ケイトの人形達と言い争ううちに自分も人形になっていたり、年老いた飼猫と体を交換して意地悪猫と決闘したり・・
ワクワクドキドキ、そして、ちょっぴり切ない7つの章で構成されています。
夢見がちな少年の物語は、大人になった自分を垣間見る最終章で終わります。
ブッカー賞を受賞したマキューアンの作品の中でも、最も好きな一遍です。

大人と子どもをつなぐ両方向の架け橋  (2004-10-08)
自分が大人だからだろうか。これは大人のために書かれた子ども時代の物語に思えてならない。ピーターを取り囲む小さな温かな世界や、時には残酷な子どもの社会、彼自身や家族の心の動きが、簡潔で美しい描写で彩られた珠玉の作品である。題材は変身や透明人間など古典的であるけれど、子どもを取り囲む世界と子どもの空想が時代を超えてそう変わるものではない。子どもたちはいつも手が届きそうで届かないレベルの成長を願っている。そんなつま先立っている子どもたちが世界と対峙するときの「揺れ」が表現されているマキューアンによる小説である。

一方、ロアルド・ダ-ルの愛読者である私の息子はこれはまさしく子どもの物語だと思っている。おそらく親のことを透明人間にしてしまいたいと思っているのだろう。そして、大人の世界にちょっと憧れと反発を感じているようである。

大人は子どもだった頃のワンダーランドを思い出すことで自分自身の「生」を反芻し、子どもは自分を反映する不思議なお話を通して、長いトンネルの先にある大人の世界を垣間見る。この物語は大人と子どもをつなぐ優しい架け橋である。大人用と子ども用の、別々の訳と装丁を是非お願いしたい。本棚の片隅にずっと置いておきたい1冊である。

男の子の冒険の世界へ  (2003-10-11)
おもちゃが動いたり、飼っている猫と入れ替わったり、色んな冒険。
猫が死ぬ寸前に入れ替わってお互いの気持ちを知ったところにはしんみり・・・。大人になった自分の目から大人と子供を見たり、そして赤ちゃんに入れ替わったり、とにかく小さい子供の目の高さになると面白い。わくわくできるそれぞれの7章。

これはイアンの初めての児童文学らしいが、とてもそうは思えない。
本当は絵本としてイギリス・アメリカでは出版されたとか。
是非、自分に子供ができて、大きくなったらこの本を読んで聞かせたい。(と2年前に思ったのだが、今は男の子が生まれて8ヶ月になる。楽しみだ。)

七つの冒険は、この順だから意味がある  (2003-06-27)
はるharuさんと同じように、初めは「変身」の連発では芸がないな、と思ったのですが、これは、この順にピーターが経験を重ねて大人になる準備をするってところに意味があるのですよ、たぶん。意外性よりも、ゴールを見据えて階段を上っていく感じ。思春期目前の、あまずっぱさがくすぐったい快感でした。

マキューアンの大人向け小説「時間のなかの子供」をよく理解したい人は、まずピーターの冒険をしっかり味わっておきましょう。

七つの冒険は、この順だから意味がある  (2003-06-27)
はるharuさんと同じように、初めは「変身」の連発では芸がないな、と思ったのですが、これはこの順にピーターが経験を重ねて大人になる準備をするってところに意味があるのですよ、たぶん。意外性よりも、ゴールを見据えて階段を上っていく感じ。思春期目前の、あまずっぱさがくすぐったい快感でした。

マキューアンの大人向け小説「時間のなかの子供」をよく理解したい人は、まずピーターの冒険をしっかり味わっておきましょう。

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