アイテム詳細
バンダイビジュアル
グループ:DVD
ランキング:8949
価格:¥ 4,664
発売日:2004-01-23
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1988年から始まったオリジナルビデオ版、劇場版、TV版、2度目のオリジナルビデオ版と続いてきた近未来ロボットアクションアニメの1993年公開の劇場版第2作。横浜ベイブリッジに投下された1発のミサイルと情報操作により架空の戦時下におかれた東京。何者によってこの状況は作り出されたのか、その目的は何か。事態を収拾するため、すでに別々の部署に配属されていた特車2課第2小隊の面々が再び集結する。
近未来・2002年の「2・26事件」を描き、現在の日本の平和を鋭く問う。「機動警察パトレイバー」シリーズの一編という枠に留まらない内容を持つ、映画史上に残るであろう傑作。DVD化にあたって5.1chにリニューアルされたサウンドも同時収録し、あらゆる面で完璧版となっているといってもいいだろう。(田中 元)
カスタマーレビュー ![]()
評価通りの素晴らしい映画でした
(2008-08-13)
この前劇場版1をはじめて見てパトレイバーを知ったんですが、こっちのほうがとても面白い。
これを鑑賞した後、残念ながらストーリーは良くわからず、冒頭の戦闘シーンがストーリーとどう関係してるのかも、犯人の動機もわかりませんでした(これ一回見ただけで理解できた人っているの?)
でも、良くわからないながらも、このストーリーを考えた人は凄いと思う。
まず惹かれたのが近未来なのに日常の雰囲気が漂う日本の姿です。未来だからといって変に機械で飾ってなくて、現実的にリアルな描写だなと思いました。
本作には警察庁や都庁が見たままの姿で描かれていて、他にも葛西水族館もでてきて、それをメイン舞台にして進行する先の読めない緊迫したストーリーはとても感情移入できるものでした。
戦車が進行するとき、それを主軸にそえて周りのビルをぐるりと写す構図とか、とても昔の映画とは思えない斬新さと完成度だと思います。
難しいけど、かなり深いストーリーです。なのにキャラクターたちがほとんど会話口調なのがより引き込まれました
古い作品で名作と評価されているやつは、現代人が見て面白いかどうかわからないのにファンの方が常に高評価をキープする場合がありますが、本作はまさに評価通りの内容でした。テンポがいいので何度も見たくなるかもしれません。
良くも悪くも押井作品
(2008-08-07)
押井監督(あるいは作中の柘植行人)による東京での軍事テロのシミュレーション作品です。
社会派的な評価はさておき、娯楽作品としては
軍事的、政治的な考察をそういう娯楽として楽しめるかで
主に評価は分かれると思います。
そのテーマ性からか、世界観は他のシリーズより現実的で、イングラムはそこから
はみ出してしまったのか、活躍が少ないです。
個人的にはまあまあ楽しめましたが
冒頭のレイバー実験の描写から、レイバー技術の発達と活躍が
観れることも期待していたので残念です
まさしく・・・この作品が描いているのは・・・今
(2008-08-01)
戦争と危機管理の話ではなくてこの映画の犯人について。
一般社会から隔絶されて人とは違った経験をして
誰に言ってもわかってもらえなかった、だから街を破壊した。
リアルタイムで観た時その感情がわからなかった。
けれど今の日本ではそんな犯人と同じ感情を持っている人間はもう本当に山のように存在しているのでしょう。
社会から取り残された生きることに絶望した人間が自殺できなかったらどこにそのベクトルは逝くのか?
「そんな平和でも守るのが俺達の仕事だ・・・」
「・・・だから!!もう始まっていたんだ!!」
人が簡単に殺される今の日本にとってこの後藤さんの台詞はあまりにも重い。
ひたすら陰鬱
(2008-06-13)
若い頃は、陰鬱な作品群に引き寄せられる事が多いようです。
少しでも人と違うこと、自分は特別であるという事を証明するためにそんな嗜好を持ってしまう事も
あるでしょう。
「社会問題の描写」「戦争へのうんぬん」小難しい理屈を持ち出せばいくらでもひねくり回せる
作品でもあります。ひねくり回している自分に陶酔する事もあるでしょう。
このアニメに熱狂的なファンがつくのも、そういう意味では理解できます。
原作となったマンガは、屈折した若者達が、屈折した職場で、屈折した上司とともに、屈折しつつ
しかし熱血してしまう、不思議な作品でした。
ある種、独特の爽快感が有った事を覚えています。
対して、このアニメ版はあくまでも陰鬱な世界観を大切にします。
キャラの造形も、顔の陰影を強く出し、全員まるで老人のように描写されているくらいです。
攻殻にしろ、本作品にしろ、この監督さんは自分の鬱屈した感情を素材の上からべっとりと
塗り込める才能に長けているようです。そこが受けて今のポジションまで上り詰めたのでしょう。
その情念に同調できるかどうかで本作の評価は全く逆になります。
面白かった
(2008-05-18)
93年の作品とのことですが、現在見てもまったく違和感がありません。
生活空間がこういう風に浸食されていく可能性にドキリとする方も多いのではないでしょうか。
戦争や主義というテーマはやや20世紀的な匂いがします。ですが、こういうちょっと現実からずれた思想を押しつけようとする人たちが具体的に行動を起こした世界というのはSFに非常にマッチしています。
また現実世界ではテロという言葉がかみ砕かれないまま使われています。
本当の世界では動機や思想は関係なく、死傷をちらつかせ(または実行し)て脅すこと自体テロな訳ですが、本作中では20世紀的な「議論のための戦争」ではなく、より具体的な思想団体とそれが起こすテロリズムに焦点が当たっているところが面白いです。
戒厳令が敷かれる都内の描写が出てきますが、もし生活している人たちを殺戮する団体が武力で蜂起したら。
ものすごい異様な空気と世界が壊れてしまったかのような風景に圧倒されます。
異常な風景ですが、もし現実に日本でこの規模のテロが起きたならそのとき国は納税者をこうやって守ってくれるのか、より良い手段を持っているのか、それとも有事にさえ平和思想に埋没してしまうのか。
言葉の通じない武力や言葉だけで逃げようとする行為は暴力でしかなく、ただの暴力に対抗する力としての武力をきちんと扱えるのだろうか?
当時その意図があったかは分かりませんが、今見ると武力と暴力の意味を考えさせられます。
ラストのレイバーの白兵戦を行うのはテロリストと普通の公務員。
こういう対比もジワジワと考えさせてくれます。

