アイテム詳細
ジェネオン エンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:9791
価格:¥ 4,343
発売日:2003-08-27
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レビュー(Amazon.co.jp)
マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。コロンバイン高校銃乱射事件を引き起こした生徒が銃を購入した大手ディスカウントストアのKマート本社に乗り込んだり、全米ライフル協会(NRA)会長、チャールトン・へストンの自宅を訪問、アメリカ国内での銃規制に反対する人々や組織に説明責任を求める。ムーアの切り口には、ユーモアと感情があり、ただの熱血漢で終わっていない。ムーアは、犯罪のはびこる世の中において、真に良識のある発言者となりつつある。(Bret Fetzer, Amazon.com)
カスタマーレビュー ![]()
ずっと見ないでいた自分に後悔
(2008-08-19)
見てよかったと思う作品だった。自分の中で考えても仕方ない、と考えるのをあきらめた部分を取り上げた作品だったように思う。
ただ残念なのは面白おかしく作られたフィクションなら思い切り笑えるのに、冗談だといいたくなるような、ばかばかしい現実が舞台だっていうことだ。
「殺人事件を犯した少年たちが事件直前までボーリングをやっていたのに、そのボーリングが犯罪にかかわっているとみなされないのはなぜだろう?」
強烈な皮肉だ。
銃の規制問題を主軸におきながらも、関連して、報道や政治の問題について次々ととりあげているので、無知な私は圧倒されるばかり。
高校生にも見せたいと思った。きっと私と似たり寄ったりの生活をしているんだから、自分の常識を疑うってこともたまには必要かもね。
世界が平和になると困る
(2008-02-10)
ひとつ確実に言える事は、
世界が平和になると困る人たちが多数存在するということである。
これがこの世界の現実である。
「9.11」のおかげで儲かって儲かって仕方がないという人たちがいるということである。
”Pay it forward”で語られたとおり、この世はクソであり、私たちはクソまみれである。
行き着くところまで行くしかない。
米国における「偽善の連鎖」
(2007-12-24)
貧困、人種の多様さや銃の普及率は他国と同様でも、銃による
殺人事件数がなぜが突出している米国。その謎に鋭く迫った
ドキュメンタリー作品。
建前では「自由と安全」などと謳いつつ、実態は、武器の製造
販売を主業とする軍需産業、その軍需産業主導で大量の票を
もらう政治家、犯罪を殊更に派手にとりあげ、不安をあおること
で視聴率を稼ぐメディアという、米国「支配層」の、言わば
「偽善の連鎖」が問題の本質にあることがよく伝わってくる。
米国のこういった「建前と本音の使い分け」は、第二次世界
大戦中の日本への原爆投下など、歴史的にみても枚挙に暇が
ないが、ここでもまた同じ構図となっている。
戦時中の日本、現在のイラクなど、外国に対してのみならず、
自国に対しても同じ偽善を展開する米国。米国の影の部分の
恐ろしさを改めて感じさせる作品でした。
気楽に楽しめる内容ではありませんが、そういった米国の問題
を見聞したい方にはお薦めします。
買いです。
(2007-10-09)
1999年にアメリカの小さな町に起こった高校生による銃乱射事件を通して、アメリカ社会が抱える銃にまつわるアンビヴァレンツを掘り下げた作品です。そう言えばそれで終わってしまいそうですが、アメリカ国民はこの作品や「華氏911」なんかをどういった目で見ているのでしょうか。伝え聞くブッシュ大統領のイメージから「華氏911」は破顔一笑という感じなのはある程度予測はつきますが、今作なんかはアメリカ人が本当に触れられたくない部分であるような気もします。最後の見せ所である往年の名優とのインタヴューの後、その後ろ姿がやけに哀しかったのが妙に印象に残りました。
自己責任の限界
(2007-09-08)
アメリカで、年間1万人以上が、銃によって死んでいる。
カナダでも銃の保有は原則自由だが、ほとんど銃による殺人が起きていない。
その違いはなんだろう?
おそらくアメリカ人は、他の先進諸国に比べて他国への関心が乏しい。
超大国ゆえの視野の狭さが、謙虚に学ぶことを疎外しているのかもしれない。
大資本によって政治とメディアが中立性を失っていことも一つの要因だろう。
攻撃すれば攻撃される。人は本能的にそのことを知っており、攻撃した者は、復讐を怖れて防御を厚くする。
永遠に繰り返されるアメリカの攻撃と復讐の歴史が銃を生んだとムーアが示唆しているのも正論だろう。
ただ、ヘストンの言うように、銃はアメリカ建国と血塗られた歴史によって形成されてきたものなので、何が理由かと問われても「わからない」というのが正直なところだろう。
最新作の『シッコ』とあわせて、ムーアが言おうとしていることは、一つ。
疑問の余地のないとアメリカ人が思っている「自分のことは自分で守れ」という建国以来のアメリカ人の精神は、本当は限界が来ているんじゃないか?ということ。
そのスローガンは、現在はそれによって得をしている特定の集団の利益を代表しているだけなんじゃないか?
もっと他国に謙虚に学んで、肩肘はらずに「お互いで助け合おうよ」と。
※マリリン・マンソンが自己を取り巻く状況を、驚くほど冷静に分析しているのには頭が下がる。

