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松竹ホームビデオ
グループ:DVD
ランキング:40257
価格:¥ 4,072
発売日:2000-05-21
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レビュー(Amazon.co.jp)
体調を崩していた大島 渚13年ぶりの復帰第1作。司馬遼太郎の短編をもとに、幕末の京都を舞台に、かの新選組を男色の視点から描いた異色時代劇だ。新選組に美少年剣士、加納惣三郎が入隊してきた。隊士たちは彼の美貌に惹かれて、隊内の雰囲気がおかしくなってくる。組織を揺るがす男色はまさしく御法度であった。
加納役は故松田優作の長男、松田龍平であり、彼の美少年ぶりは際立っているが、加納に惚れる隊士に浅野忠信、加納が憧れる沖田総司に武田真治と、彼を取りまく美貌の剣士たちが、松田をしっかり支えている。また、土方歳三のビートたけしをはじめ、近藤勇の崔洋一、隊士のトミーズ雅、坂上二郎など異色の配役ながら、新撰組隊士らしい骨太の面構えが並んでいるのも、この映画の見どころの1つだ。(堤 昌司)
カスタマーレビュー ![]()
懐の深い映画
(2008-06-17)
この映画、私は好きでもう何度も見ている。出てくる男たちの顔がとにかくいい。ビートたけし、崔洋一、武田真治、浅野忠信、トミーズ雅、田口トモロヲ、そして坂上二郎。とくにトミーズ雅や、坂上、このあたりのキャスティングの妙には唸らされた。むろん主役の松田龍平も、演技は拙いながら妖しげな雰囲気は十分醸し出しており、「タッジオ」の役割は十分果たしている。
キーマンはやはり武田真治演じる沖田総司か。この映画は解釈がどうにでも成り立つ作りになっているのだが、ラストで沖田はすでに幽霊だったのではないだろうか。映画の中で沖田は「そのケ」はないと弁明しているが、じつは沖田も惣三郎(松田龍平)と「出来て」いて、彼の口から語られる「雨月物語」のストーリーのごとく、映画のどこかの時点ですでにこの世から退場し、この最後のシーンでは化けて惣三郎に会いに来ていたのではないだろうか?湯沢(田口トモロヲ)を斬った下手人も、じつは沖田だった…。
そう考えると謎がすべてすっと腑に落ちるような気がする。最初から最後まで、どこか実体感が感じられない武田真治の演技も説明がつく。
それにしても懐の深い映画である。
溝口へのオマージュとも取れる、最後の河原のシーンはすばらしい。
この映画、撮影、音楽、衣装からすべてが壮麗で元手がかかっている、近年出色の日本映画だと思う。
面白いですが、男女で注目する点は若干違うでしょう。
(2007-09-21)
座頭市などが音楽や闘いも派手なお祭り的な作品なのに対して、
こちらは割りと静かめ。
なかなか歴史を感じさせるフィクションとは思えない内容です。
ただ一応言っておきますが別にBLとかそう言うのではないので、
一部の方はそこは期待せず・・。
こう言う話の場合どうしてもキャストには賛否両論となってしまいがちで、
キャストの人選に関してはかなり好みがはっきり分かれるかもしれません(特に女性の方は)
そこばかりが本題ではないので(・・・ほぼ本題ですが)
あまりそこに注目しない方は全く問題ないですけど。
それからやはり闘いのシーンは少ないです。
侍活劇とかじゃないのでバトルは期待しないで下さい。
あと私は衆道の気はないのであまり参考にはならない感想ですが(笑)
加納が奪い合ってでも手に入れたい美少年と言う風には思いませんでした。
「青い春」の次に見てみました
(2007-08-12)
当時、どこにでもいそうなにきび面の中学生に過ぎなかった松田龍平を見出した大島渚監督の眼力はすごい。物語が進むにつれ、だんだん妖しく見えてきたのは不思議だった。
でも、15、6歳であのベッドシーンはありなんだろうか(布団だったけど…)。私が母親なら嫌だな。
ところで、関西人としては、トミーズ雅の存在がうれしかった。一服の清涼剤という感じ(加納惣三郎の誘惑に屈しなかったし笑)。武田真治演じる沖田総司があくまでもさわやかな好青年であったのにも必然性があったのが最後にわかった。
とても丁寧に贅沢に作られた映画で、繰り返し見ても十分楽しめると思う。
たしかに武田真治はハマリ役です
(2007-06-21)
隊内規律の滅法厳しかった新選組の 「局中法度 = タブー」のひとつである男色をテーマにした作品。
これがデビューとなった松田龍平は、当時若干15才だが、凄みのある美貌と台詞棒読みのぎこちない演技とのアンバランスさも手伝ってただものではない一種よこしまな色気を発散している。時代の徒花ともいうべき新選組のなかで、つかのま咲いて散った毒の花にふさわしいたたずまいで、クールビューティの萌芽ここにあり、といったところか。この松田龍平演じる加納惣三郎が、サバイバルのための本能としてその道の魔性ぶりを発揮し、隊内に混乱を引き起こしていくわけだが、邪悪な毒花のような惣三郎を「陰」とすると対照的に「陽」として登場するのが武田真治演じる沖田総司で、さほど出番は多くないのだが、この軽妙にして邪気のない天才剣士をさっぱりと演じている武田真治は、司馬遼太郎の原作のイメージにぴたりと合っている。
原作は、新選組の盛衰記である「燃えよ剣」の番外編として書かれた短編集「新選組血風録」のなかの一編だが、視点のユニークさをポイントに書かれたこの短編を100分の長尺にしてしまったのは冗長、という感が否めない。
はて、真の法度とは?
(2007-05-14)
好きな映画ではありますが、五つ星はつけられません。
なぜなら、何か自分の興味や関心をひくポイントがなければ、楽しめないと思うからです。
例えば、新撰組が好きとか、監督が好きとか、キャストが好きとか、男色ものが好きとか。
私は松田龍平の妖艶な美しさに引き込まれるので楽しめますが、彼を美少年だと思えなければ理解不能かもしれませんね。
しかしながら、外見は原作の惣三郎のイメージによく合っているものの、内面の「魔性」を表現できるほどの演技力はなかったようです。
客観的な見どころは殺陣のシーンですね。
これは、他の時代物では見られない趣きと芸術性を感じさせて美しかったです。
一体何が「御法度」なのか?
それは観た人それぞれ思うところがあるでしょうが、一度観ただけはわからないでしょう。といって、二回も繰り返して観たくなるかどうかはいささか疑問ですが。

