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五木 寛之

新潮社

グループ:Book

ランキング:516027

価格:¥ 630

発売日:1974

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カスタマーレビュー

怖いほど純粋  (2007-09-11)
父の本棚から見つけました発行から二ヶ月たらずで八刷、オウム真理教幹部の村井秀夫の愛読書であったらしいです、どこまでもピュアなジョナサンの飛行訓練とオウムの修行が私の頭の中で重なります、ヒッピー達のバイブルであったこの本が麻原の本を読んで次の日には会社を辞めるという村井の行動の原動力となったのでしょうか、(われらすべての心に棲むかもめのジョナサンに)と言う序文に焚き付けられたのでしょうか、ジョナサンのようにより高次の世界に進めると信じて・・・・・・・・
村井の話ばかりになってしまいましたので別の人の話を、私の尊敬していたジャック・マイヨールもジョナサンたちを指す「目覚めたカモメ達」とイメージが重なります。マイヨールは自殺してしまいました、うつ病を患っていたそうですが、私にはマイヨールが飛行に失敗し岩に衝突したフレッチャーに思えてなりません

限りなき飛翔感と自由感  (2007-01-15)
カモメに託して、回りの束縛からの解放が如何に大切かを寓話的に訴えた作品。初めて読んだのは30年前だが、本作が与えてくれた感動は今でも忘れられない。

カモメのジョナサンは他のカモメと違って飛ぶ事に生きがいを見い出す。他のカモメからは異端視扱いされ、ついには追放されるがジョナサンは気にせず飛ぶ事を追及し続ける。このシーンの限りなき飛翔感と自由感は読む者に強い印象を与える。回りの束縛によって、自分が窮屈に生きる事の虚しさを強く感じた。ジョナサンはついには瞬間移動を身に付けるが、その秘訣は、自分の事を限られた能力しか持たない肉体の中に閉じ込められた哀れな存在と考えるのを止める事にあった。これは"瞬間移動"だけでなく、何事にも通用する素晴らしいメッセージだと思う。

老若男女を問わず、人生に疲れた時、迷いが生じた時、特に回りからの束縛で苦しんでいる時、生きる希望と勇気を与えてくれる名作。

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