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糸井重里

東京糸井重里事務所

グループ:Book

ランキング:1563

価格:¥ 1,500

ポイント:15 pt

発売日:2008-07-18

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カスタマーレビュー

難しくないってことをまず  (2008-08-18)
吉本隆明さんの本を一冊も読んでいない状態で購入した若い世代ですが、聞いてみて一気に惹きつけられ、慌てて実家に氏の書籍を送ってくれるよう依頼しました。
「あ、吉本です」という挨拶から始まって、夏目漱石、宮沢賢治、太宰治、与謝野晶子の源氏物語、都市、経済、戦争、善悪、親鸞、などなどの講演がブツ切り状態で編集されていますが、さすがの糸井重里、不勉強な若者の心をがっちり捉える説明し難いうまい編集になっています。
「粋な編集」とでも言うといいかな?妙味心得た切り方、つなげ方です。

袋とじで、「太宰治」と「日本の経済を考える」の二本の講演がまるまる聴けるという特典記事があります。
高額の『吉本隆明 五十度の講演』を買うための検討素材として、とても良いと思います。

巨人の力を肌で実感  (2008-08-01)
吉本隆明さんの考えはいつも非常にラディカルで、他の誰も言っていないような
独自性のあるものであるにもかかわらず、すっと頭の中に入ってきて、それ以降その考えに、
ずっと捉えられてしまうような、そんな中毒性のあるものだと思います。

例えば、講演CDに収録されている漱石の『吾輩は猫である』の評論では、
この作品では物語の途中から猫の役割が「移動する耳」から「移動する眼」に明らかに
変わっていると述べられています。「そうだったのか!」と目から鱗で、以降『猫』は、
吉本さんの考えなしには読めなくなってしまうのではと思ってしまいました。

この他CDには文学、経済、生命など様々な分野の講演が収録されています。
とてつもなく幅広い分野、その全てで「他の誰も言っていないような」独自の思想を
展開してしまう・・・思想界の巨人の実力を肌で感じることができる素晴らしい作品でした。

じっくり聴いて、そして、笑えます  (2008-07-27)
他の方も書かれていますが、吉本隆明氏の口調というか
口癖に馴れるまで、少し戸惑いますが、馴れてしまえば
それがかえって趣があって良いです。

もちろん真面目なお話ばかりなのですが、何故かちょくちょく笑えます。

さまざまな講演の面白い部分のピックアップ集といった感じです…。
これ、ちょっと、つらいです。良い意味で。
え?終わり?続きを聴きたい!え〜!!!という部分が多々ありまして、
もっと別の講演集に手を出したくなります。

糸井さんが門前でうろうろしてくれててよかった  (2008-07-20)
ずいぶん長い間、吉本隆明が苦手でした。
誤読かもしれませんが、ボクの興味が柄谷行人を中心にデリダやウィトゲンシュタインにつながっていったからかもしれません。
ただ、ボクの中には同時に柄谷行人と中上健次と坂本龍一と糸井重里がつながる線もありまして(『YOU』が好きで和歌山県立新宮高校出身なのでこちらの方が馴染みがあったりもするのですが…)、吉本隆明に興味もありました。
そこで今回、糸井重里の手招きに誘われるまま、ほんの少し勇気を出して(なんせ人見知りなもので…)講演を立ち聞きさせてもらうことにしました。
そしたらこれがまたいいカンジなのです。
例えば最近、チェ・ゲバラの本を読みながら「でも、前提として彼は武器を手にしてるんだよなぁ」と思っていたらヴェーユのマルクスもエンゲルスもレーニンも戦争を止せはと言っていない話がでてきて、そういえば左翼思想と反戦ってどこで結び付いたんだろうと考え始め、
喫煙者であるボクは職場で禁煙論争に巻き込まれて正論とそれに対するスマートではない反論にうんざりしていたら親鸞の話があって、
他にもエコロジーの話や宮澤賢治の話などなど、それぞれの話にまだ奥があるにしてもこれはこれでずいぶんおもしろいのです。
もともと中上健次や坂本龍一との対談の中にたまに出てくる吉本隆明の「そういうのは冗談じゃねぇ、やめてもらいてぇと思うわけです」みたいな言い回しが好きではあったのでタイトルそのままに話し方も楽しんでいます。
あと、これをきっかけに遅れ馳せながら他の著作も併せて読み始めました。
(パソコンを持っていないので特典の無料ダウンロードは悲しいです。でも「ほぼ日」企画だからしょうがないか…)

これが本当の入門篇か  (2008-07-20)
糸井重里氏企画のコラージュ的なCD講演集。
糸井氏が膨大な音源から聞いて欲しいところを部分的にピックアップしてCDに説明本を付したもの。
全部で28トラック。
糸井氏の、わからないところは、わからないなりに何度も聞く、と述べているところ等に感銘を受ける。
吉本氏の口調になれるのにも時間がかかるが、論点にも重要なところはいくつも改めて気付かされたところもある。本には糸井氏との新たな対談が載っているが、これも重要な論点があるようにおもった。

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