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アイテム詳細

徐 京植
Norma Field

影書房

グループ:Book

ランキング:40426

価格:¥ 1,785

ポイント:17 pt

発売日:2005-02

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カスタマーレビュー

教養は実用問題  (2005-10-30)
 教養に関する本と言えば、どこかお説教くさかったり、高踏的だったり、あるいはそういう批評を恐れてか斜に構えたりと、いずれにしても「著者」を意識させるものが多く、したがって読者を多少とも構えさせる。しかし本書は、教養とは他ならぬ読者自身の問題であり、自由人となるか奴隷となるかという重要な「実用問題」だということを真摯に真剣に語りかける。その姿勢が、読者を素直に真剣にさせる。
 役に立たない一般教養などやめて早く専門教育を、と考える大学生はともかくとして、そのように言ってはばからない大学教師が少なからずいる。そのような発言が何を意味しているのか、本書を読んで考えてみるべきであろう……が、そういう教師は本書など読まないだろうか。

車でどこに行くか決めるためには教養が必要です  (2005-05-11)
大学生に向け、教養過程が縮小していく御時勢の中、『教養』の大切さを訴えるために企画した講演会、特別講義、インタビューの記録である。加藤周一の『教養に何が出来るか、それは分からないのですけど、それしかないし、それに賭けるしかないと思います。希望はそこにしかない。』という言葉が印象的である。

加藤によると教養は死につつあるのだそうだ。理由は二つ。『職業の技術には役がたたない』『高等教育の大衆化』。しかし「車を動かして遠くに行くにはテクノロジーと技術が必要ではあるが、その目的を決めるためには『教養』が必要なのです。教養の中からは『自由』と『想像力』を引き出すことが出来る。教養の再生が必要です。しかも新しい形で。」それは例えば渡辺一夫が戦中に戦争非協力者になった力にもなった。「当時(戦前)日本の中で「反戦」は少数派だった。しかし世界の中では多数派であった。そのことを知るには『教養』が無くてはならない。」

この本、大学新入生や高校生にぜひ読んで欲しいのだが、いかんせん高すぎる。玉に瑕(きず)である。

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