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坂本 光司

あさ出版

グループ:Book

ランキング:1303

価格:¥ 1,470

ポイント:14 pt

発売日:2008-03-21

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幸福への原点回帰

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カスタマーレビュー

社員第一では、顧客第一に負けますよ。  (2008-10-11)
感動的な事例もあるが、根本的に著者の考え方に賛同できない。
会社を一人の人間に見立てると、経営者が社員を第一に考えている状況は、
外部からは利己主義的に見える。顧客にサービスしているのは、
社員を幸福にするための手段ということになる。
そういう会社は、真の顧客第一を実践する競争相手が現れれば、
敗れていくことになるだろう。会社を継続できなくなるだろう。
社員とその家族を路頭に迷わせてはいけないというのはもちろんだし、
社員の幸せを考えることも大事なことだが、
だからこそ「顧客第一」であるべきだ。

マーケット縮小時代における成功モデル  (2008-09-19)
2005年をピークに日本の人口は減少に転じた。
すでに地方では顕著になっていることだが、これから日本のマーケットには「縮小圧力」が猛烈にかかってくる。消費する人口が減るのだから、業界全体の売り上げは減るのが当然である。そのような時代に適した経営戦略が求められているのだが、本書はそのような時代における1つの「成功モデル」を提示していると思う。

かつて人口が増え、マーケットがぐんぐん拡大していた頃は「成長すること」が正解だった。
新しい客がどんどん来るのだから、少々粗雑な扱いをしてもよかったし、それよりも「数」を増やすことで利益が上がった。極端な話、客に「もうこんな会社とは付き合いたくない!」と思われるような「焼き畑農業」的商法であっても、マーケットが拡大している間は通用した。

しかし、今やマーケットは縮小するばかりである。いったん客を失うと補充することは容易ではない。さらに、縮小するマーケットでは情報が伝わりやすく、「口コミ」が威力を発揮する。このようなマーケットでは「今ある客を大事にすること」を中心とする、「マーケットの深堀り」戦略が有効である。お客様の数は減るに決まっているのだから、一人ひとりのお客様を大事にして客単価を上げていくしかないのだ。

本書で紹介してある企業の経営戦略に共通するのは、「成長への誘惑」を断固断ち切っていることである。極めて意志的に、頑固なまでに「小さいまま」でいる。「大きくなる」ことで自らの強みが失われることをよく知っているからであろうが、おそらくそれは正しい。小さな企業だからこそ、高付加価値なサービスを提供できるのだ。21世紀型の経営モデルとして非常に興味深い。

こんな会社があったなんて・・・  (2008-09-06)
日本でいちばん大切にしたい会社
「日本にはこんなすばらしい企業があったのか!」
思わずそう唸ってしまいそうな、5つの会社を紹介してくれる。
そのうちの1社である、中村ブレイス工業はカンブリア宮殿でも取り上げられていたので、ご存じの方も多いかもしれない。

一般的に、大きく賞賛され、取り上げられるのは売上高や営業利益が高い企業や、業界で独占的地位を得ている企業がほとんど。
そんな資本至上主義的なものの見方とは一線を画した取材を続け、常に「よい経営のありかた」を全国で説いてまわっている著者が。特別感銘を受けた企業をいくつか紹介しているわけである。
特に涙がでるほど感動したのは、本書で一番はじめに取り上げられている日本理化学工業である。
まず驚きなのが、社員の7割が何らかの障害を持っている人々からなっていることである。

まだひとりの障害者も採用していなかった当時、ある障害者たちが職場体験にやってきた。
まわりがフォローしつづけて、ようやくその期間を終えたわけであるが、最後の日に社員全員が集まって社長に訴えた。
「どうかあの子をウチで働かせてあげてください!足りない部分は私たち全員でフォローしますから!」そう懇願したのである。
しかし・・・いろいろな考慮要素もあり悩み続けていた社長は、ある住職に相談をした。
そうすると、「幸せ」とは、@人に愛されA人の役に立ちB人に必要とされC人に感謝されることからである。しかし、ABCは仕事をすることでのみ得られる幸せである。
そう告げられ、社長は、「はたらく」喜び・幸せを彼らに知ってもらいたいと考え、採用を決めたのである。

イベントを開いたり、金銭的に支援したりするだけでは根本的には癒されない。
「採用・雇用」という側面から、障害を持った人たちを支えようとしているのである。採用を聞いた障害者のご両親は泣いて喜んだそう。

これこそがまさに本当の地域・社会貢献である。
本書に紹介されている企業の共通点であろう。
しかし、これにとどまらないのがすごいところで、
売上高・営業利益という点でも目を見張るものがある。

「不景気だから」「地方だから」などと、外在的理由で言い訳することなしに、
企業なりの工夫を続け、〇〇年連続増益などの偉業を達成しているのである。


なるほど、毎日テレビCMで流れてくるような大企業も尊敬に値するかもしれない。
しかしながら、あまり目立たなくても、利益をあげながらも素晴らしい社会貢献をしている企業がいくつも存在しているのだ。そのような企業の存在を私たちは忘れてはいけないし、賞賛する態度が必要だと思う。

社会・会社を見る目を変えてくれる、そんな一冊。

経営者、会社員以外の人にもお勧め  (2008-08-27)
 いい本に出会った。
 紹介されているのはいずれも中小企業である。それらの会社の共通点は商品、サービスなどでオリジナリティがあるということ。
 自分は経営者でも会社員でもないが、仕事・生き方においてたいへん参考になり、感銘を受けた。
 敷地内外の境に塀がなく、部外者の立ち入りが自由。会社の敷地内が住民の憩いの場になっていて、売店ではスーパーの店頭には並ばないオリジナル商品が置かれているという、伊那食品工業などは、是非訪れてみたいものだと思った。

本当の会社  (2008-08-18)
会社の存在意義を改めて実感した。

ここで紹介されている会社は、こんな会社で働いてみたいと思える会社です。

今の自分は会社のために…って思えるだろうかと考えました。
日本の多くのサラリーマンがそうなんじゃないでしょうか?
自分の会社を改めて見つめるのにも良い本だと思います。

評価が4なのは著者がサラリーマン経験がない教授だからなのか、若干ピント外れなコメント(過剰な美化)をしてるところです。著者のコメント無しに事実だけを伝えていただければ5点の内容です。

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