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めこん
グループ:Book
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発売日:2005-11
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JVC報告書
(2006-05-14)
本書は、日本のNGOの先鞭的役割を果たすJVC(日本国際ボランティアセンター)がその豊富な経験を通してNGOの役割とは何か、というNGOの原点を顧みる、一種の「報告書」である。語弊があるかもしれないが、「報告書」というものはあるプロジェクトについて総括した書類である。日本では未だに「NGOって何してるの。」という話を耳にする。徐々に若者の間では認知されてきたようだがまだまだであろう。なぜ人々にその存在が浸透しないかといえば、透明性に欠けているからである。知ってもらうには広報が重要になってくる。だが、本書は「報告書」という狭隘な場所に留まってしまっているように思える。そのようなコンセプトの元で著されたので致し方ない部分もあるが、様々な貧困対策への独自のアプローチ法や、政府と市民と具体的にどのように付き合っていくのか、という細部にまで手をつけてほしかった。それが悔やまれる。
ただ、理念として考えさせられる箇所もある。それが農村における「自立」の概念だ。詳しくは本書を見てほしいのだが、一つは「地立」、もう一つが「自律」である。二つの「自立」をバランスよく維持しながらどのように発展させればいいのか。その答えは一つのモデルには収斂できようもないが、それを成功させることができれば悪循環に浸されている貧困の現状を打破できるに違いない。
JVCと関わりのある方、またはこれから関わりたいという方は読むべきであろう。

