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角川・エス・エス・コミュニケーションズ
グループ:Book
ランキング:114751
価格:¥ 798
発売日:2008-02
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カスタマーレビュー ![]()
映画ファンとして一気に読んだが、前半と比較して後半はややトーンダウン
(2008-04-25)
カリフォルニア州立大学の映画学部に留学していた2名の著者による書。留学経験によって学んだ内容として、映画のストーリー展開には法則があることや、脚本の重要性と売り込み方、アカデミー賞ノミネートの条件など、ハリウッド映画にまつわる裏側について、有名な映画を例に挙げて説明している。約170ページ程度の内容で、平易な文章のため誰でも数時間で読破可能。
前半のストーリーについては映画を見た読者であれば、内容を思い出しながらなるほどと思ったり、見ていない作品を見たくなるような心躍る文章であった。後半は脚本を書いてハリウッドに売り込みたい人などは必ず抑えるべき入門書としては有用であるが、アカデミー賞などの歴史や脚本の値段など、比較的話題になった有名なハリウッドの歴史の羅列が多くなり、ややトーンダウンする内容であった。個人的には映画ファンであり、一気に読破したが、目から鱗が落ちるような情報はさほど多くはなかったように感じる。
映画を見る際にちょっとした知識があるとより楽しくなることが多く、買って損したということはまったく感じなかったが、あっと驚くような情報というよりは比較的オーソドックスな初歩的情報が多く、絶賛して広く勧めるほどのインパクトがあるかというと、それほどではなかった。総合的に判断して星3つの評価にとどまるが、個人的には大きな不満があるわけではない。
「脚本」を体系的に学ぶためのイントロ
(2008-04-12)
「脚本」や「脚本家」も映画を構成する大切な要素である。ヒットするための
脚本には共通した定石があり、多くの映画はそういった定石に沿って作られている。
映画がヒットする要素の中で脚本の重要性が増しており、1つの脚本が何億円もの
値がつくこともある。
本書は脚本という物に関心を持っている人に対して、脚本を体系的に学んでみよう
というイントロダクションになっている。この本で関心を持ったら、さらに詳しい
いろいろなテキストを読んでみることができる。
気楽に読むのが正解
(2008-04-10)
ちょっとしたうんちく本です。
ハリウッド映画のシナリオの構成/構造を解説しています。
ヒットの秘訣にはシナリオ作りの定石があります。
これを知っていていると、
確かに映画を観る楽しさが倍増します。
自分なりに好きな映画を思い返すと、
本書のとおりの展開になっているので、
驚きました。
ダイハードのシリーズなどまったく本書のとおり!
映像が伝え方の基本は、ポジテリブ&エコノミー。
(この意味はぜひ本書で確認してください)
題材として取り上げられている「インディージョーンズ」「リング」等、
具体的にシークエンスを解説してくれるので、
分かりやすいです。
気楽に読むのが正解の一冊。
類書「アカデミー賞を獲る脚本術」(フィルムアート社)もあわせてお勧めです。
(2008-03-29)
二人の著者は、カリフォルニア州立大で映画の脚本を学んだ経験者。自ら学んだことを噛み砕いて一冊の新書にまとめたのが本書です。
シナリオの黄金法則がどんなものであるか、著者たちは様々な映画を例にして、<腑分け>の作業をしてみせます。その解体作業の中で、すぐれた映画はどれも同じような内部構造を持っていることを明らかにしてみせるのです。
そして見えてくるのは、多くの映画ファンがなんとなく気づいていたけれど、それを明確な形で言葉にすることはできずにいる事柄だといえるでしょう。ですから、本書を読んだ感想は、「えっそうだったの?」という驚きの新発見というよりは、「そうそう、確かにそうだね」という再認識に近いものだと思います。
本書を読んだ後で改めてアメリカ製の映画やテレビドラマを見ると、あぁここで脚本家はポイント・オブ・ノー・リターンを置いたのだな、とか、これがこの物語のゴールの設定地点だな、といちいちうなずき、納得することになります。
ただし、黄金法則によって紡がれる映画が描こうとしていることが常に見る側にとって良き事なのか、という点には触れていません。著者が取り上げたインディ・ジョーンズ映画は確かによくできた娯楽映画ですが、あの映画がステレオタイプに描く中近東やアジア人の姿には、私は大いに危惧の念を抱いてきました。
映画は大きな影響力を持っていてプロパガンダの手段としても利用されてきたものです。そうした政治的なメッセンジャーとして、映画の黄金法則がいかに利用されてきたのかという点も見つめないと、見るものは映画によって唯々諾々と操られるだけの存在になりかねません。
著者にはぜひ、黄金法則を見破るすべを与えてくれた本書の続編として、ある種の意図を持った映画がその黄金法則をいかに活用してきたのかという点に踏み込んでくれることを期待しています。
映画の新しい楽しみ方
(2008-03-04)
モノの作り方にはあらゆるマニュアルが存在する
ソレは映画においても例外ではない
ソレを知ることによって新しい映画の楽しみ方を知ることが出来るのだ
起承転結は物語の基本だが
時間配分から予算の使い方
見せ場のポジションにスピードの緩急
具体例を挙げれば殺人の魅せ方の省略と方程式なんかは
映画に限らずどんな動画にも採用されている手法だ
今回は特にハリウッドのそれに限って着目し
細かいルールの紹介に終始している
たった800円でこれから見る映画が倍以上の楽しみを与えてくれる
そう思えば安い買い物・読み物だ

