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中村 伊知哉

翔泳社

グループ:Book

ランキング:47044

価格:¥ 2,310

ポイント:23 pt

発売日:2008-01-24

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カスタマーレビュー

コンテンツ法制改革としての「通信と放送の融合」  (2008-04-12)
これは,「通信と放送の融合」に関する本というよりは,コンテンツ政策に関する本である.日本特有のポップカルチャーがうみだすコンテンツに目をむけ,それをいかすコンテンツ政策を提言している.通信と放送との区分は日本特有の法制からくるものである.イギリスのコンテンツ配信事業者からは「伝送方式で制度の適用が異なり,著作権処理の扱いも異なる,という日本の事情が一笑に付された」(p. 192) という.つまり,「通信と放送の融合」というのは技術的な課題ではなくて,こういう法制をあるべきすがたになおしていくことだということだろう.

熱い学者魂  (2008-04-07)
正直なところ第1章は「エッセイ集」なので軽く読み進み、第2集は「データ集」だから必要なところを重点的に。第3章は、あまり類を見ないほど熱い語り!最後の第4章はちょっと散漫な印象・・・。お急ぎの方は、第3章から取り急ぎ読むことをお勧めします。役人、学者らしからぬ熱い語り口は感動的!法制度、行政制度など裏面史的な記録としても貴重です。

傍観者としての評論や学術書とは一線を画す視点  (2008-04-01)
情報通信法やデジタル著作権、コンテンツ取引市場、デジタルサイネージ、子どものデジタル教育など、いま日本が取り組むべき課題と対策が幅広く論じられている。それらはどれも、日本が迎えるデジタル社会への期待感や、世界ビジネスに乗り遅れた産業界への叱咤激励と合わさって、筆者自らがプロジェクトとして汗を流しているものばかりだ。この点で本書は、傍観者としての評論や学術書とは一線を画する。しかも、それを筆者の身上である「ポップ」や「パンク」のテイストで描いているところがユニークだ。途中、堅苦しいところもあるが、全体にスッキリと読める。情報通信、コンテンツ分野の将来を考えるにあたって、必読の書のひとつに数えることができるだろう。

いろんな顔が満載  (2008-03-21)
筆者の中村氏は、ロックバンドのプロデューサー、通信・放送行政の官僚、
MITメディアラボの客員教授など、不思議な経歴をもち、テレビや雑誌にも顔
を出す。メディアやコンテンツ、行政や学界といった多彩な現場経験からしぼ
り出されたエキスが本書である。通信と放送の融合は、ずいぶん昔から耳にす
る言葉であったが、それをライフワークとして追いかけてきた筆者が全体像を
まとめて提示した。
個人的には第1章とあとがきが、筆者らしい(たぶん)感じがするが、現状を理解する
上でも教科書的な内容になっていると思う。
表紙のイラストもかわいい。

この本を買うより、無料の報告書を読んだ方が・・・  (2008-03-20)
マルチな人だ。
章によって、印象が違う。第一章はポップカルチャーの人、第二章は研究者、第三章は元官僚で審議会の委員、第四章は大学の仕掛け人。
これのどれによるかで、文体まで変わる。特に、第一章は極端に短文。第三章は役人的。
最近テレビにちょくちょく出ているようだが、本の表紙に顔写真が出るというのも、売り出し中な感じがしました。

総務省が検討中の情報通信法制がわかるというが、その記述はごく一部。そこに関心があるんだったら、この本を買うより、総務省のサイトを見て、研究会の報告書を無料でダウンロードして読む方がずっとよいでしょう。税金使って作っているんだから、ただなんだから。http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/tsushin_houseikikaku/index.html

政策論としては、ポップコンテンツが重要ですよと言っているにしか見えない。産業論としては、コンテンツ産業は衰退産業でしょう(どんどん無料化しますよ)。

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