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Herbert Schildt
スリーエーシステムズ

翔泳社

グループ:Book

ランキング:257780

価格:¥ 3,990

発売日:2002-04

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レビュー(Amazon.co.jp)

   おなじみ「独習」シリーズのC#版である。独習シリーズは、詳しい解説を読み、章末の問題を解くことで知識を自分のものにしていくことが特徴の本である。

   Microsoft.NETの技術のなかで、C#言語のみにフォーカスをあてている。構成は、C#の基礎文法、クラスの使い方、継承、ファイル等の入出力処理というC#言語の基本を中心に記述されており、最後にデリゲート、イベントといった、.NETクラスライブラリを使いこなすうえで不可欠なしくみを丁寧な解説で学ぶことができる。

   本書のターゲットは、プログラムやオブジェクト指向言語をはじめて勉強する人であろう。解説は非常に詳しく、「変数とは何か」というところから記述されているのが特徴である。しかし、C#言語のことはひととおり解説されており、初心者本に多い、技術の導入部のみを重点的に解説しているものとは違い、読みごたえがある。簡単すぎず、難しすぎず、ムダなく学ぶことができる。

   本書は、初心者向きに書かれているためか、演習問題にはプログラムを書くような問題はない。各問題は、解説されている内容を復習する形で回答するような文章問題が中心である。オブジェクト指向言語のモデルは比較的理解しやすいとはいえ、自分の頭でプログラムを考え、C#プログラミングに慣れるきっかけにはならないのが残念である。しかし、問題を解いていくことによって知識を確実に自分のものにすることで、積み上げ式に展開される解説の理解には役立つだろう。

   本書は、すでにC++などでプログラムを書いている人には向かないが、C#が持つ演算子のオーバーロードやデリゲートなどの理解しにくい概念がとてもわかりやすく解説されており、VBなどを中心にプログラミングしてきた人にも最初の1冊として向いている。まずは、基本をきっちり固めてから、クラスライブラリを使った.NETプログラミングに進みたいと思う人におすすめする。(川藤一真)

カスタマーレビュー

C#の文法を学ぶ本だというのは確かにそのとおり  (2006-11-01)
この本の内容をマスターすると、とりあえず簡単なツールが作れるぐらいにはなるかと。ただ、.NETプログラミング
を習得する本ではないので、WEBやらDB処理やら本格的なことをやろうとすると、ASP.NETやADO.NET、.
NETの各種ライブラリを理解する必要があるのは言うまでもないことすが。ただし、C#を習得するという点に限
定して言えばこの本は良書だと思います。
独習シリーズは初めて学ぼうとする者にとって最適な本をコンスタントにリリースしていると思います。このシリー
ズで完全なハズレにはまだあたったことがないですね。

.NET Frameworkの解説書ではありません、文法マニュアルです  (2004-11-05)
ISO/IEC 14882(C++ Standard)の策定に携わっているハーバート・シルト氏の本です、独断ですがこの方の書かれた本に外れは無いと言ってもいいでしょう。
肝心の本書の内容ですが、C++を知っている人にも知らない人にも理解できるとても丁寧な書き方です。すでにC/C++を知っている人はあまりの分かりやすさで一日で半分以上ぱらぱら読みできてしまうでしょう。
但し、本書はあくまで "C#" という言語についての独習を目的とした本であり、.NET Frameworkの解説書ではありませんので.NETに関連する記述はありません。
JAVA等でも馴染み深いですがとりわけ C# のガベージコレクションなどのポインタやメモリのプログラマによるアロケートの自動化についてもよく記載されています。
.NET Frameworkについて知りたい方は本書は役に立ちません、C#を理解し、.NET Frameworkというランゲージニュートラルなフレームワークを使用したい人は他の本を読むべきといえます。
ハーバート・シルト氏はほかにも多くの良書を書かれており、依存の塊であるMFCについての解説本まで書かれていることには頭が下がります。
私個人としては非常に良い本だと思います、星4つなのは初級者をターゲットとしていることに対してで、内容はきわめて分かりやすいものです。お勧めします。

この本はC#の文法の本です。  (2004-10-03)
文法の解説が長々と書いてあるだけなので、本当にプログラム初めての方がこの本を読んだ場合、退屈に感じるかもしれません。
本当にプログラムがはじめての人は、文法系の本ではなく、やってみよう系の本をお勧めします。

また、これまでにオブジェクト指向の多言語(C++,JAVAなど)をやったことある人にとっては、解説が丁寧すぎて冗長に感じてしまうことと思います。

ということで、この本に向いている人は、C、BASICなどのプログラムをほんのちょっとだけやったことある人で、C#にこれからチャレンジする人向けといえます。

文法系の本のいい所は、文法をきちんと理解するので、自分でプログラムを書く場合のみならず、人のプログラムをきちんと(文法としては)理解できることです。
やってみよう系の本だと、本のサンプルと同様の実用性のないプログラムは書けても、人が書いたプログラムはチンプンカンプンです。
文法をきちんとやっておけば、ネット上に転がっているサンプルプログラムをMSDN(ヘルプファイル)を参考にしながらですが、自分で考えていく力がつきます。

以上のように文法系の本です。
私のようなVC++挫折者(←C++の知識も中途半端)にも、丁寧な解説によって、C#を一から理解させてくれる良本といえます。
よって、この本を買ったことに全体的には満足しています。

しかし欠点をあげると、丁寧な説明はいいのですが、文章でダラダラ説明という箇所が多いです。
後から辞書的に使った場合は、その文章をもう一度読まないといけないという苦痛があります。
もっと図表を多様して、視覚的に分かり易い本であれば更によかった思います。

丁寧な説明  (2004-02-14)
全体的に丁寧に説明してあり,C言語は知っているけどオブジェクト指向を知らない私のような人間には,うってつけだと思った.
難点は,文章表現に訳書独特の違和感があること,サンプルコードに少し分かりづらいものがあること.

本そのもののできはよいです、しかし  (2002-07-11)
この本はプログラミングの初心者(一からプログラミングを学ぶ人を含めて)に対しては非常によくできていると思います。ほかのプログラミング言語の知識がなくてもC#を学ぶことができるでしょう。しかし、そんな人がいるでしょうか? この言語はマイクロソフトの戦略上生まれた言語であり、これを必要とする人間は本当にWindowsプログラミングの技能のある人、例えばプロのプログラマだと思われます。そういった人たちにこのような文法だけ(Windows特有のプログラミングの話題がまったくない)をわかりやすく書いたような本が必要でしょうか? この本の立場は少々微妙であると思います。
最初に述べたように、初めてプログラミング言語を学ぶ人にはいいと思いますが。

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