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Venkat S. Devraj
SE編集部

翔泳社

グループ:Book

ランキング:889075

価格:¥ 5,460

発売日:2001-09

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レビュー(Amazon.co.jp)

   近年、可用性についての書籍が多く出版されている。これは、それだけコンピュータシステムの重要性が社会的に増してきていることにほかならない。10年前であれば、基幹システムといえどほとんどが「8×5」(1日8時間×週5日)の可用性を保証すればよかっただろうが、現在要求されるのは「24×7」(1日24時間×週7日)の可用性である。

   かつて、可用性を維持するためにはハードウェアの強化が最も有効な手段であった。しかし、コンピュータシステムが高度に複雑化した現在、開発、運用の両面で、ハードウェア、ネットワーク、OS、データベース、アプリケーションのすべてについて深い理解が必要となっている。

   本書は、基幹システムでは主流であるDBMS、ORACLEの可用性について書かれた本である。著者の豊富な経験をもとに、24×7システムを実現するための留意点や対処法を具体的に述べている。要所要所に盛り込まれた表やフォームは、的確にポイントを押さえており、すぐにでも業務に適用できる。しかし、リファレンスのように「パッと見てすぐ使える」といった性格のものではない。踏み込んだ理解が必要となるため、じっくりと読み込む必要がある。

   上巻である本書は、「PARTI 概要」「PARTII 環境の把握」「PARTIII データベースのセットアップと構成処理」に大別される。PARTIでは、要件と緊急事態の把握について、システムだけでなく、クライアントの業務領域まで踏み込んで包括的に述べている。PARTIIでは、ハードウェア構成、OS、ネットワーク、アプリケーションのボトルネックやチェック事項について述べている。PARTIIIでは、インストール、カスタマイズ、アップグレード、ダウングレード、移行、バックアップ、リカバリ等、直接的なデータベース操作について具体的に述べている。(大脇太一)

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