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梅津 信幸

ソフトバンク クリエイティブ

グループ:Book

ランキング:839

価格:¥ 945

ポイント:9 pt

発売日:2007-03-16

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カスタマーレビュー

後々大きな影響が現れてきそうな本  (2008-05-27)

 同じ著者による同タイトルの本『あなたはコンピュータを理解していますか?』(2002年 技術評論社)の内容を元に再構成したもの。

 本書は、「コンピュータ」について書かれた本というより、コンピュータの論理的基礎である「コンピュータ・サイエンス」について書かれた本。網羅的な内容ではなく、データと情報、チャネルと情報量、有限オートマトン、等の概念について読者と一緒に考えていくことを通して、コンピュータ・サイエンスに興味をもたせることを目的としている。重要な概念を平易に解説する、という趣旨ではなく、本書では取り上げられていないような他の重要な概念について読者が自ら考えることができるように考え方の例を示す、という趣旨。

 以前から、この挑戦的なタイトルが気になっていた。冒頭の20ページは本書の趣旨がよくわからなくてつまらなく読んでしまったのだが、趣旨がわかって以降は大変面白く読んだ。著者はコンピュータ・サイエンスに限らず「本質をつかむ」ということを何よりも重視するタイプの人のようで、本質を浮かび上がらせるための比喩の使い方が非常に面白い。この本で扱われている内容を知ること以上に、著者の発想法、理解の仕方、説明の工夫、等をじっくり味わうことができれば、大変有益だと思う。あと2〜3トピック取り上げられていて、もう少し広い範囲をカバーしていれば、最高だったのだが…。

 中学生や高校生のような若い読者にオススメ。若い頃に読んで後々大きな影響が現れてきそうな本、という印象を受けた。

最後の章の問題提起に共感  (2008-05-27)
本題に入るまで少し長い所もありますが、全体的に読みやすい本です。
エントロピーや「データと情報の違い」の説明は秀逸。
最後の方の「5.3 未来の社会は…」は、今後の仕事のあり方について示唆に富んでました。

名講義を聴いた気分  (2008-05-02)
コンピュータそのものというより
それが土台とする考え方から紹介しています。
易しく、しかし深さとコンピュータへの思い入れを感じさせる説明をしてくれます。
なかなか飽きないユーモアな語り口、上手なたとえ話。
これを読めばパスルの全体像が把握できて、あとは細かいピースをどこにはめるかわかる
そんな感じがします。

またコンピュータ初心者はもちろん
専門家が定義や理論を理解したうえで、それを統合してこそ出来るイメージを
正確性を出来うる限り保ちつつ、易しいたとえ話にする技術は学ぶところが大きいのではないでしょうか。

コンピュータを一味違った観点から学べる一冊  (2007-07-25)
コンピュータの基本事項について書かれた本である。この手の本としては、珍しいことに
○ 数式が出てこない
○ 専門用語が出てこない
○ 軽い語り口調で書かれている
○ ユニークな例え話で解説している
…etc、非常にとっつきやすい内容になっている。この手の話題に疎い人には、お勧めの一冊である。また、それなりにこの手の話題に詳しい人でも、本書を読むことによって何かしらの発見があるのではないだろうか?ちなみに私は、第2章の「チャネルの話」が、コンピュータという観点に止まらず、コミュニケーションという観点からも、大変勉強になった。
「コンピュータの本か…」と堅くならずに、気軽に読んでもらいたい一冊である。

基本の基本  (2007-07-23)
とても優しい例え話を織り交ぜながら、基本となる概念を紹介しています。昔の情報処理試験なんかこんなレベルから始まっていたなと懐かしさを思い出しつつも、新たに学ぶ点も多いと思います。
例えば、bitの概念なんて、昔の教科書には小難しくも必ず載っていましたが、最近は載っていないんでしょうね(基本情報処理の試験は受けたことがありませんが、基本過ぎてパスしているようです)。
確かに数学的論理思考は、20年後は言うに及ばず、必ず生涯にわたって役に立つと思います。
優しい表現でいながら、律速の法則やエントロピーなどを解いているのは、筆者の筆力によるものだと思います。

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