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青土社
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カスタマーレビュー ![]()
このフレーズは時々は目にしていて
(2008-07-24)
30年以上の前の詩集だというのに
このフレーズは時々は目にしていて
でも教科書でよく知る詩人の、
詩集の題名とは全く知らなくって
図書館の書庫に眠っていた本書を
引きずり出してもらって、借りて読んでみた。
冒頭の「芝生」から強いインパクトがあって
しかし詩を上手く解釈することなんか出来なくて
でも、どうしてこんな長い題名が、
30年以上も生き続けてきたのか
それだけは良く判ったように、思う。
薄くて重い詩集
(2005-03-12)
ふと、夜中に目が覚める。
そして、PCの電源を入れる。
PCの本体からファンの音が聞こえるだけ。
僕たちには、夜という思考のための時間が与えられている。
そんな夜中に詩人が即興的に書いた詩集が有る。
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった
谷川 俊太郎 (著)
この詩集だ。
この詩集の冒頭に有る「芝生」は、非常に短い詩だが、「悲しみ」と同一レベルで語ることができる彼の最高傑作だと思う。
20代後半から30代後半までの僕の10年間を支えてくれて詩集だ。
そして、谷川俊太郎は「悲しみ」の答えを、「芝生」に書いたというのが、詩人の茨木のり子さんの解釈である。
(詩のこころを読む 岩波ジュニア新書 茨木 のり子 (著) 参照)
確かに!
日本を代表する純粋詩人
(2005-02-22)
谷川俊太郎は戦後日本の詩人では唯一純粋詩人たりえる。この詩集が世に出て30年近くを経た。詩人として自らの詩的言語の実験を続けた成果のひとつだ。今回の方法は現象学的記述の試みとも言える手法である。リルケが事物をセザンヌのように描こうとしたように、谷川も日常世界を以下に客観的に言語で造型できるかを試みて成功した貴重な詩作である。ほぼ同時に出た「定義」と併読すると詩人の意図は判り易い。

