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世界思想社
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結婚という制度への批判
(2008-08-29)
気難しそうな装丁のわりに読みやすい本でした。語り口調が軽妙洒脱でサクサク読める。気合いを入れなくていいので誰でも手に取れるかと思います。
ただ、内容は「男は女を守るもんじゃ」「女はおしとやかでなければならない」だとか思っている《カタイ》頭の人にはちんぷんかんぷんかも。もしくは「こんなものはけしからん!!」と真っ向から否定したくなるかもしれませんね。
しかし、「結婚」という昔からある古臭い制度が現代日本に及ぼしている悪影響はわざわざ見直すまでもなく明らか(少子化問題など)ですし、従来の「男と女」でやっていくにはいよいよ限界が来ていると思われます。シングルになると家族が崩壊するという反論があるかもしれませんが、逆にいえばとっくに家族なんて崩壊している。親殺し、子殺し、夫殺し、妻殺し、家庭内暴力、虐待、孤独死……、今まで私たちを支配し、絶対的だと考えられてきた「血縁」がいかにもろいか、いかにどす黒いか、いかに汚らわしいか、ニュースを見ていればだれでもわかるでしょう。「血がつながっているから互いに助け合える」なんて時代は終わったんです。もしくはもっと前から終わっていたのかもしれない。子どもがいるから老後は安心とは確実に言えませんよね。自分の血を与えた子どもに殺されない保障はどこにもないんだから。
血の論理は愚かな大人が夢見るファンタジーにすぎず、血がつながっているからこそ憎しみ合うことも多々ある。もはや「血」を守ることに幸福な意味があるとは言えない。
家族、恋愛、男らしさ、女らしさがすべて幻想であったことを認めて、新しい時代に踏み出さなければならないのに、日本の現状は相変わらず昔のまま。少子化対策でするべきことは結婚の奨励ではないんだってことに気付かないと。
結婚しなくても子供を産み育てられる社会を作る。そうやって少子化問題を解決した国があります。せっかくお手本にすべき前例があるのに日本はまだ昔気質のやり方を繰り返すのでしょうか??
独立した人が増えれば、離婚も増えるんじゃないでしょうか?
(2006-06-06)
伊田広之氏は、まだ大阪経済大学の教授かしら? エセ学生として受講してみたいと思います。
北欧を理想に近い形と考える俺には、どれも納得のいく文章でした。 シングルとして自立する人生に向けての考え方とは、こういうものなのでしょう。
では、自分で実践できるのか?と問われれば、無精者ですので無理な面が多いのですが、セクハラやパワハラを男の特権と考えるオッサン連中には、読ませても理解不能でしょうが、世の女性たちには是非読んで頂きたい!
実際今の社会情勢を見ると、精神的シングル生活を維持するよりも、金持ち男を見つけて、そいつとの共同生活に耐えられなかろうとなんであろうと、生きていくためには我慢を強いられるのが日の丸の国の現実なんだけどねぇ、悲しいが。

