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講談社インターナショナル
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発売日:2008-02
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「柔軟な脳」の不思議と可能性
(2008-05-18)
「脳ブーム」と言っていいほどに、脳の科学や不思議に関する情報が増えています。
それというのも最新の研究によって本書のメイン・テーマである「脳の可塑性」についての理論が次々と現れて、"柔軟に自らを変えていく"脳の凄さが明らかになってきたからだと思います。
本書では、長く学会の主流ではなかったこの「可塑性」の研究成果から、事故で失われたり生まれつき欠いていた感覚機能を訓練によって再生することに成功した驚くべき事例が紹介されています。
可塑性を否定する「局在論」との軋轢の歴史にも触れています。フロイトも可塑性に注目するなどその歴史は古いという事実も紹介され、実証のためのスキャン技術の進歩が現在の額発的な解明につながったこともわかります。
(また、可塑性研究の歴史の一こまとして、猿を使っての脳研究が動物保護団体に糾弾された裁判騒ぎの顛末が描かれています。本論とはずれますが興味深く読みました。)
ラマチャンドラン博士の「幻肢」研究や、「サヴァン」の天才的な記憶力なども登場し、脳科学の話題のまとめとしても面白く読める一冊だと思います。

