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アスキー
グループ:Book
ランキング:528
価格:¥ 790
ポイント:7 pt
発売日:2008-03-10
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ウェブ2.0ブームとひと味違うIT現場からの発言
(2008-05-02)
中島さんが本書で教えてくれるマイクロソフトでのソフトウェア開発の主導権争いの生々しいエピソードは初耳でした。
マイクロソフトの製品開発に深くコミットしていた日本人がいた、ということがまず驚きです。
もっとびっくりしたのが、西村ひろゆき氏との対談でグーグルの弱点を指摘していること。西村氏の「僕はグーグルにしかない価値が何なのかわからない」という評価に対し、中島さんも
「グーグルは検索で、1本ホームランを、打っただけの会社だからね」
と返していました。
なんなんだ、この中島という人は!
私は中島さんを全く知りませんでしたので、斬新な発言に驚くばかりです。
自他共に認めるソフト作りの才能を、中島さんはユーザーインタフェースを使いやすくすることに注ぎこみます。
経営を考えて技術的な決断をし、リーダーシップ示すこと。ビル・ゲイツならどう考えるかを想像しながら技術の舵取りをし続けたことを評して、対談者の一人である梅田望夫さんは、「中島さんはゲイツ・クローンだった唯一の日本人というわけですね」と言っています。
そんな中島さんが、ビル・ゲイツとの路線の違いからマイクロソフトを退社し、自分の会社を興して新しい挑戦をはじめました。おまけに、忙しい時間の合間にMBAを取るための勉強を開始しています。
そこまで頑張る理由を梅田さんに尋ねられ、中島さんは次のように答えました。
もしかしたらエンジニアは30歳までという「30歳引退説」かも
しれません。あの言葉が人生のライバルになっているような気
がしますね。
ウェブ2.0ブームとひと味違うIT現場からの発言は、新鮮です。
今までにないインターネットの将来像の見方を教えてくれるかもしれません。
マイクロソフトの内情に面白さ
(2008-04-30)
ゲイツ率いる当時のマイクロソフトは、目的が「勝つ」。
対して、
ジョブズ率いるアップルは、製品に”ソウル(魂)を吹き込む”こと
だそう。
どちらが正解ではなく、スタイルや傾向の違い、だと思うが
その時代に受け入れられ、多くの人々に長く支持してもらうことが
答えのように思う。
ゲイツの言葉に「こんないい物を世界に広げたい」と、あったように
思うが、そのための手段は、かなり戦闘的なシェア拡大策ものだったの
かもしれない。
拡大期のマイクロソフトが社員の個性重視よりも、高度成長期の
日本企業のような軍隊的効率化集団
かのように感じれれたのが面白った
著者のブログはこれから読んでみたい
ブログの熱烈ファン以外には価値の高い本
(2008-04-24)
中島さんのブログの熱烈ファンの間では「ブログ記事の寄せ集め」としてあまり評価は高くないが、中島さんのブログを読んだことがない人、また僕のようにたまにしか読まない人にとっては非常に価値の高い本だと思う。
だいたい優れたブログの書き手がたくさん現れてきたので、面白いブログを全部読めるはずがない。こんな風にブログのエッセンスをまとめてくれるのは非常にありがたい。これからもこんな感じで人気ブログをどんどん新書にしてほしいと思います。
この本はいろいろな読み方があるのかと思うが、僕自身は中島さんのこれまでの生き方や現状認識に学ぶことが多かったです。
http://it.blog-jiji.com/0001/2008/03/post_ca66.html
後半の対談集のみ読む価値あり。
(2008-04-16)
ブログ本です。著者は Windows95, 98, Internet explorer 3.0, 4.0 の設計者である天才プログラマー中島聡。そんなIT世界の第一線で活躍されている著者が、ITビジネスの成功・失敗を大きく運命付ける「おもてなし(user experience)」について語ってくれます。
これが面白くないわけがない・・・と言いたいところなのですが。
実際には、正直かなりサボって書かれた(編集された)本だと思います。中島さんのブログを読んでいる人にとっては、前半はほとんど読む価値なし。彼がブログで書いたことを単に集めただけで、そこから一歩踏み込んだ議論は全くありません。こんな低級な本を出すなんて、わざわざ自分の評価を自分で下げているようなもの・・・。もったいない。
ところが、じゃあこんな本買う必要はないかというと、実はそんなことはない。このつまらなさを埋め合わせるかのように、後半(第3章)には著名人との楽しい対談集がガッツリ収められています。対談した相手は西村博之・古川享・梅田望夫の3人。ね、ここは読んどかなきゃ、でしょ。
「おもてなし」というキーワードを軸に、彼らが何を考え、何を行ってきたのか、そしてこれから何を行おうとしているのか、盛りだくさんの対談集になっていて、一読の価値はあると思います。前半部分はサクッと流し読みして、後半の対談集をたっぷり楽しんでください。
あえていうならIT文化論
(2008-04-02)
元マイクロソフト中島氏の日米IT比較論。
タイトルにある“おもてなし”については一章のみで展開し、二章は著者の経験、
そして後半は対談収録と、いまひとつ軸が定まらない感はある。
それでも、筆者の豊富な経験を元にわかりやすくまとめられた内容は十分に面白いし
MSとソニーとアップルの違いはなるほどという感じ。
省エネ本の特徴でもある対談にしても、どれも中身の濃いものばかりで安心して
読みすすめられる。
ということでちょっと甘めに座布団四枚。

