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有斐閣
グループ:Book
ランキング:20048
価格:¥ 1,995
ポイント:19 pt
発売日:2006-03
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政治学 (New Liberal Arts Selection)
カスタマーレビュー ![]()
わかりやすいが
(2007-08-31)
確かに、政治理論を扱う他書よりもわかりやすいが、いかんせん8人による共同執筆のおかげで、章ごとの文章リンクが少なく単体テーマ集になっている気がする。もちろん、リベラリズムとデモクラシーを中心としているのはわかるが、どうせなら杉田さんなり川崎さんなりが単独で一本の切り口から掲載さえている政治理論を鳥瞰、解説してほしいと感じた。それゆえ星四つ。しかし、優れた政治理論入門書であることは間違いないので一読後は、他の本にもどんどん挑戦していけると思う。
よくできた入門書
(2007-03-09)
政治思想史を踏まえた政治理論を「リベラリズム」と「デモクラシー」を機軸にして11の章にまとめ上げたテキストブックである。「政治思想史を踏まえている」とは、最新の理論の紹介に終始するのではなく、それらの議論の履歴にも言及し、思想史上に位置づけようとしている本書の編集方針のことを指している。
前半の各章で、古典的ではありつつもなお現代政治理論において中心的位置を占める諸概念を取り扱い、後半でネイション・フェミニズム・公共性・新しいデモクラシー論・グローバリセーションといったより新しい議論へと向かう。もちろん、全ての理論的トピックスを網羅しているわけではないが、入門書として、現代政治理論で論じられている内容の広がりと深みとを丁寧に紹介している。有斐閣アルマシリーズの中でも良書であろうと思われる。
難解の中の容易
(2006-05-13)
政治学を専攻する学生の中でも、政治理論の分野は入門書の段階から幾分難解で、常に様々な思想、立場を同時並行に頭に置きつつ学ぶことを要請される事から手を付ける事が億劫になりがちな分野だと思う。
この本もまた多少の予備知識がないと多少難解だとは思うが、政治理論と言う理解に多分な労力を要する分野を比較的分かりやすく、そしてコンパクトに凝縮している点で白眉だと思う。
ただ丹念に読みすすめる事を要請される本である事も確かである。
基本書
(2006-04-20)
政治学の中でも、とりわけ政治理論や政治哲学といった分野は基本書の見出しにくい分野である(あった)が、この本は最初の一冊として適当であると思われる。おそらく、これまでであれば、大学の講義等を聞くか、各分野の概説書10冊弱は要するであろう内容が、コンパクトにまとめられている点は秀逸であると思われる。政治理論がよく分からないとか、自分の興味の方向を定めかねているといった学部生にお勧めしたい。
蛇足であるが、私自身が共著者である杉田敦先生の講義を受けていたことがあり、見返してみればそのレジュメと本書の目次の構成がそっくりで、あの時この本が出版されていれば…と思う(笑)もし、そういった講義をお聞きになる場合には、予習・復習用、さらには定期試験対策用として活用できること請け合いである。
政治学の基本概念を理解するのに適したものの一冊
(2006-03-16)
本書は、数ある政治学の概念のなかでも、伝統的に問われてきた基本的な概念、政治、デモクラシーや自由にも触れられているが、20世紀において特にクローズアップされてきた諸概念、ネーションにエスニシティ、フェミニズムなども限られた紙幅のなかで非常に分かりやすく解説されている。
11章からなる本書で扱われている諸概念が、どのような変遷を辿り、現代におけるそれぞれの意味をなしてきたのか。本書での理解を通じて、さらに学問としての「政治学の学び」を進めていくのならば、それら現代的意味から「政治学をどのように構成していくのか」といったような問いや、「学問としての政治」や「我々の前で展開している政治」への色々な見方や考え方の基本を養うことができるであろう。
本書の内容や解説を見ると専門課程に入る前の2年後期からの学生向けであるし、「政治学」、とりわけ「政治理論」に興味があるのなら、極めて明快に解説している本書は非常に有意義なものとなろう。また、巻末の読書案内も比較的新しいものが取り上げられており、引用・参考文献も本書で解説されている諸概念が、その時点ではどのように意味付けられていたのかを知る上で極めて有益である。

