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扶桑社
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発売日:2007-03-23
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カスタマーレビュー ![]()
留学しなくてもいいではないか
(2008-08-28)
多くの場合の留学の実体については他のレビュアーの方々が書いてある通り。
本書に書かれているような実例を知ることは、留学を考えている人には良いことでしょう。
私もかつて、留学と言いながら日本人同士で固まり気ままに過ごしている留学生達を目にし
本書で著者はどのような主張をするのだろうと期待して読んでみました。
しかし六章あたりからは読んでいてあまりいい気分になりませんでした。
著者自身が留学カウンセラーということもあり、
「どうせならもっと自分を鍛える、価値のある留学をして 社会に貢献しなさい」と主張します。
その主張と平行して
「アメリカの教育はすばらしい、日本の教育はリーダーを育てないから駄目だ」という意見がちらほら。
しかし日本の教育に欠点があるように、アメリカの教育システムだって完璧ではありません。
著者自身も過去に留学しアメリカで受けた教育システムを崇拝し、日本の教育はそれに劣っているという
コンプレックスが見え隠れします。
リーダー育成という面は劣っているかもしれませんが、多様な観点からみれば
日本の教育が優れている点も多々あります。著者はその事に気付いているでしょうか。
筆者はまた、英語を学ぶことを第一とせず どうしようもない状況に自分を置くことによって
孤軍奮闘し大きく成長することや人脈を作ることが留学の醍醐味だと主張します。
しかしそれなら。。。自分(あるいは自分の子供)を鍛える手段は留学でなくとも
他にもたくさんあるのではないでしょうか。
(アフリカの貧しい地域でボランティアをするとか)
必ずしも成果を得られない留学に無駄な金と時間を費やすならば、他に出来る事はたくさんあります。
しかし筆者の主張にはそういう含みはあまり感じられず、「もっと質の高い留学を!」です。
結局 そういう質の高い留学ができる裕福な一部の人しか視野に入っていないようで残念です。
おもしろい。一読する価値あり。
(2008-06-12)
日本の留学事情を容赦なく切った内容。
実際に「人生を棒に振るってしまった日本人」の例からはじまり、
どうして人生を棒に振るうことになったのか。
どうすればその事態を避けられたか。
世界の大学と日本の大学の比較。
留学の本当の意味とは。
では本当に力になる留学をするためにはどうすればよいか。
と言った内容が書かれている。言葉ひとつひとつに重みが感じられ、筆者の熱意が受けて取れる作品だ。
この本のいいところは、悪いところを批判するだけでなく、ではどうすればよいのかを考えさせてくれる入り口を与えてくれていること。
これを読んだから留学しろ!というのではなく、
これを読んで留学をどう感じたか、本気で留学する覚悟はあるのか。
そういうことを考えさせてくれます。
留学を少しでも考えている人、子供を留学させようとしている親御さんなら一読する価値ありです。お金と時間を浪費することを避けられます。
私はこれを読んで留学に向けて本気で頑張ろうと思うようになりました。
おすすめです。
見る前に跳ぶのは危ないのだが・・・
(2007-12-18)
海外留学ブームだそうで、危ういなあと思っていたら、それに警鐘を鳴らす新書があったので買ってみた。書いてあることは、私が「危ういなあ」と思っていたことの具体例が多く、かなり飛ばし読みが出来て、あっという間に読めてしまった。一般には知られているとは言えない内容だし、海外留学を考える人は読んでおいた方がいいと思う。
しかし、アメリカの学校事情をまったく知らずに留学する人が多いと言う話には、かなり呆れてしまう。それで、訳の分からんエージェントが、無責任な留学斡旋をしていて、それに乗って何年間かを棒に振る例が多いというのは事実だろう。海外留学の成功話や、バイリンガルに育った子供の話がマスコミを賑わせているけど、その陰にどれだけの子供たちが、母語を失って、困ったことになっているかも、もう少し取り上げなければいけない。
うーん、と書いて来たけど、大学院時代に海外に飛び出すことのできなかった意気地なしの私としては、海外留学の可能性にかける若者の足を引張るような文章になってていやだなあ。結局、目をつぶって飛ばないと仕方ないのかなあ。悩むところであります。野口英世の渡米なんて、むちゃくちゃだもんねぇ。
新書として出来がいいかと言うと、同じ論点があちらこちらに出て来てイマイチ。その分、さらさら読めるので、よしとしましょう。
そうそう、英語の勉強で、中学の教科書でもいいから暗唱しましょう、と勧めていました。最近、前置詞の使い方で悩んでいて、暗唱するのがいいのかなと思ってるところです。でも、今更ねえ・・・
米国では、夜間職業学校も専門学校も、大学と名乗っていることがわかります
(2007-11-23)
想定読者は、次のような方です。
1.息子・娘さんが、突然、留学したいと言い出したそのご両親。
2.大学生活や社会人生活をリセットしたくなり、『留学もいいかも』と考えた方。
3.海外の大学への留学を斡旋するダイレクトメールを見て、心を動かされた方。
留学が大衆化されてきたことを背景に、エセ留学コンサルタントが、『かんたん米国大学留学』的商品を、多数売り出しておりますが、飛びつくことの危険さを、実例入りで平易に語っています。 米国大学のシステムや実情を知らぬままに、出来合いの商品を買うがごとくお子さんを留学させてしまうと、大切なお子さんに、成功体験ではなく、失敗体験をさせてしまいかねませんよ、という警告です。
本著を読めば、以下のような点を大つかみで理解できます。
1.大学卒という学位取得を目的とする留学は、英語力と学力(点数)が低くては、入学そのものが簡単ではない。
2.入学できても、卒業する(学位取得)には、多少のことではへこたれない、強い意志と努力が必要である。つまり、卒業は簡単ではない。
3.米国に文部科学省相当の政府管理がないため、日本の夜間高校や職業訓練の専門学校と同等の学校も、大学と名乗っている。結果として、大学と名が付く学校は4000校以上もある。
4.つまり、”入学できます”という商品は、どれほどいい加減さが隠されているかということ。
タイトルはショッキングですが、しかし著者は自身も米国の大学院を卒業し、また正統派の留学コンサルタントであり、学位取得を目指す『正規の留学』を志す若者への応援のメッセージも含まれています。短時間で、留学産業の実態や、米国の大学システムを大づかみで理解するには、なかなかの好著だと思います。
尚、欠点をあげるとすれば、最後の数十ページは、情報よりも、筆者自身の教育論に費やされてしまっていることでしょうか。
英語は日本で学べる
(2007-09-02)
著者の方が留学カウンセラーというのに苦笑しましたが、
書いてあることは分かりやすいと思います。
コミュニティ・カレッジやワーキングホリデーでは
英語力など身につかないこと、
それこそ日常英会話なら1ヶ月あれば誰でも話せる(ように見える)
のも例を挙げて書かれています。
著者も言われていますが、「英語を勉強する」のではなく
「英語で勉強する」のが一番なのでしょう。
そのためには、日本にいるうちにTOEIC700〜800くらいは取ってから、
海外でディベートを鍛える・同世代の人脈をつくるなど、すなわち英語で勉強する、
の段階を踏まないと時間の無駄になってしまう。
一見話せるようになるのは、九官鳥が日本語を話すのと同じような
レベルなので、日本できちんと学んでから行くべきでしょうね。
同じようなことを「英語上達完全マップ」の方も言われているので、
Googleなどで検索して是非みてください。
安易な留学が意味のないことが分かるかと思います。
例え自分探しだったとしても、話せる人と話せない人では大違いですし。

