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日本実業出版社
グループ:Book
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発売日:2008-02-28
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2010年の流通―水平統合の加速と垂直統合の時代 (未来創発2010)
カスタマーレビュー ![]()
流通系雑誌の特集記事だと思えばよく出来た内容
(2008-09-18)
日本の流通業はまだまだ個人経営の小売店の比率が高く、大手企業のシェアは海外諸国に比べれば高くはないですが、ここ数年、イオン、セブンアンドアイの2強を中心に、合従連衡が進んできています。
そのような激変する流通業界の現状と今後の観測について語った本書。
タイトルこそ「イオンが仕掛ける」となっていて、著者の考えもイオン寄りととられかねない表現が多いことは事実ですが、GMSから食品スーパー、百貨店にドラッグなど、およそほとんどの業態に言及している点は、流通業界の状況を俯瞰するにはいい本かと思います。
まぁ、このような流通評論本は数多く出版されてきましたが、業界の動きが早すぎてすぐ陳腐化してしまうため、鮮度と出版のタイミングが命かと思います。また、この業界は一寸先は闇で当事者ですら何が起こるか予測不可能な面もありますので、各企業の今後の動向を正確に、ましてや(その道のプロとは言っても)部外者が言い当てるなど、精緻なデータがあっても不可能でしょう。そのため、ある程度、観測記事的な読み物になってしまうこともやむなしと思います。
鮮度とタイミング、という意味では、特に動向が注目されている西友(とウォルマートの
関係)について述べた部分が最も興味深く読めました。ウォルマートの社員に対する接し方は他の書籍でも指摘されておりますが、このような会社が世界一の流通企業であることに憤りを感じざるを得ません。
客観性がない。
(2008-07-07)
この本を読んだ際の感想は伝聞推定や感覚で語られる文章が多く、
数字およびデータや新聞等での発言など証拠の裏づけとなる根拠が明示されていない。
ということです。
例えば、
・M&Aを推し進めるイオンはすごいと褒め称え、イトヨーカドーグループが戦略がないと筆者は言っているが、
巨大化が常にメリットのあることなのか疑問。
また、M&Aによるデメリットへの説明は少ない。
・コンビニ業界再編の中で、ローソンは合併すると筆者は語っているが、
なぜ合併を推し進めるのか根拠も不明確。
この本は、全体的に説明不足です。
新聞の記事を並べただけの内容では・・・
(2008-06-02)
本の読後感を述べると、「筆者は非常にイオンが好き」という一言です。
本の内容を見ると、小売業のM&AやPB、海外進出など大きなテーマを
とても多く扱っていて、一見人の興味を引きそうな内容ではありますが、
論述は新聞の記事だけを述べながら感情的に分析したものが多く、
流通業を勉強していない初心者でもすぐ飽きてしまうぐらい分析も浅いです。
(例えば、筆者は小売業の飽和時期において規模拡大のためのM&Aを
非常に肯定しているが、相応の根拠は殆ど書いてない。
ただ売り上げの増加だけではなく、
競争者の戦略、新事業に与える負の資金的影響などもう少し広範囲での分析が望ましい)
小売に関する本としてはやはり 矢作 敏行 のほうがお勧めです。

