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吉田 典生

日本実業出版社

グループ:Book

ランキング:18933

価格:¥ 1,470

ポイント:14 pt

発売日:2007-01-31

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カスタマーレビュー

石には石の役割が、ダイヤにはダイヤの役割がある  (2007-05-17)
仕事上の必要で、コーチングの本は時々手に取るようにしている。
著者の吉田氏は初めてだが国際コーチ連盟のマスター認定コーチでその道の専門家である。

上司というのは大抵若い頃仕事ができた人、すなわち「できる部下」だった。
しかし「できる部下」が上司に昇格したとき必ずしも部下を伸ばせる上司にはならない。
そこで本書は、

 「できる上司」が「伸ばせる上司」になるにはどうすればよいか

という視座からコーチングの具体的方法を解説している。
その方法は実践的で内容的にも十分納得できる。けっして悪くはない。

しかし、本書のおおもとにある発想、すなわち、

  「できない部下」を「できる部下」に変身させる

という発想自体に筆者は違和感を持つ。むしろ、

  できない部下などいない。
  できる部下をダメにしてしまう上司がいるだけである。

というマンゾーニ(『よい上司ほど部下をダメにする』,2005,講談社)の指摘の方に現実感を感じる。
養老孟司氏は

  穴があいているコップなら、こぼれないものを入れればいい。
  (『バカな大人にならない脳』,2005,理論社)

という。
できないところを矯正するよりも、向いている仕事をあてがった方がよい、という意味だ。
本田宗一郎氏は、

  石は石でいい、ダイヤはダイヤでいい
  (『夢を力に−私の履歴書』,2001,日本経済新聞社)

という。石を磨いてダイヤにする必要などない、
石には石の役割が、ダイヤにはダイヤの役割がある、という意味である。

実践的なコーチングの本をまだ読んだことがない方には
入門書としてわかりやすくお勧めできる本ではあるが、
人間存在そのものへの洞察に深みがないために、
この手の本をわりと読み込んでしまった人にとっては、
具体的な方法論が逆に皮相に見えてしまい、物足りないかもしれない。

安定してわかりやすいが、さすがに食傷気味か  (2007-01-31)
前2作と表紙のイラストが同じなので、いやでも続編と気づかされます。
内容はこれまでの2作の内容に対し、具体的な会話実例を見ながら、書き込み
形式で理解を深める構成になっています。
読みやすい文章なので、ともすれば「そうだそうだ」と思いながらも、流して
読んでしまいがちなので、空欄に考えながら、自分なりの言葉で書き込んでいく
ことは、実践的で良いのでは。研修のテキストとしても使えそうです。
しかし、さすがに第1作のような、「そうだよなぁ」「そうか!」といった
痛いところをつかれたな、という印象は薄れ、やや食傷気味。そこが残念。

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