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柴田 明夫

日本経済新聞出版社

グループ:Book

ランキング:17231

価格:¥ 1,890

ポイント:18 pt

発売日:2007-07

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カスタマーレビュー

執筆当時よりさらにおもみを増した主張  (2008-10-14)
2007 年 7 月に出版された本であり,この本が書かれたあとに急激に食糧価格が高騰した. この本は食糧価格の上昇を予測し,日本も対策をとるべきだと主張している. すなわち,国内の農地を利用しつくすこと,リサイクルを徹底すること,海外との連携を徹底することが必要だといっている. いまやさらにこれらの主張はおもみを増しているといってよいだろう.

先日、食料サミットも開かれました  (2008-06-18)
 村井吉敬『エビと日本人2』2007 で、飽食のグローバ
ル化が進行して、エビの最大の輸入国は日本からアメリ
カに変わり、中国も輸入を増やしていると知らされても、
「ふーん」という程度でした。ところが本書を読み、200
0年以降旺盛な需要に供給追いつかず、世界の穀物在
庫が取り崩された結果、在庫率が15.6%にまで下がっ
ていると知り、のけぞりました。こりゃあ、エビに凝ってい
る場合じゃありませんよ。
 本書の著者によれば、その原因はまず世界人口の増
加圧力、そして中国をはじめとするアジア各国の所得増
加に伴う食事の肉食化(穀物を直接食料とするより家畜
の飼料とするほうが穀物を多量に消費する)。そして、耕
地面積の頭打ちや水不足など供給面での制約要因の強
まりだそうです。つまり、昨今の身近な食料品価格の高
騰は、バイオ燃料への転用という一時的なものではなく、
食糧をめぐる大規模な地殻変動によるものなので、放置
するならこのまま高値は継続するものだということです。
 このことについて、もう少しわたし達は危機感をもった
ほうがよいと思います。それでどうなるというものではあ
りませんが、中国青島市の水産食品工場では、日本へ
輸出するために魚の骨をひとつずつ除いている(青沼陽
一郎『食料植民地ニッポン』2008)ときいては、少なくと
もこれは考え直すべきだろうと思うのです。
 手堅い啓発の書にはまって、十分啓発されました。

〔付記〕 同じ著者の『水戦争』2007も読みました。世界
各地で水資源をめぐって、紛争が起きているのはわかり
ましたが、水戦争という表題は大げさです。また、これを
日本の水プラント企業のマーケット拡大のチャンスと捉え
る姿勢には、商社マンたる著者の馬脚を見た思いがしま
した。(2008/8)

現況を分かりやすく説明した秀作  (2008-05-27)
感覚論や政治的な思惑などではなく、データを基にした説明を豊富に盛り込み、現況について
素人でも問題意識を持っている人であれば、全体感を掴むには最適の書だと思います。
生産される穀物の種類は非常に偏っていること、国内需給が重要であることなど、基本的な
認識を持つことが出来ました。今月はTICADが開かれ、注目がアフリカに集まっていますが、
アジア圏での連携においては農業政策、食糧政策がキーになるとの著者の示唆はとても
参考になりました。

日本は生き残れるか  (2008-05-03)
本書は、主として穀物についての需給悪化に伴う価格上昇と、それが引き起こすであろう国際的な食糧争奪戦について、警鐘を鳴らす意図で書かれている。
日本は戦後太平の世であったため、みな安閑としているが、食べ物が枯渇しようとしたとき、人間がどのような行為にでるかは、自分に置き換えて考えれば容易に想像が付くであろう。
著者は触れてないが、これらのことが紛争や戦争に至らぬことを願うばかりだ。

食パンを米入りの食パンにすべきことと・・・ごみ処理問題  (2008-04-15)
米入りのパンはもちもちでおいしいです。
そして
日本で作ったものの4分の1がごみになるそうです。
残飯を肥料にすると毒が濃縮され、その肥料でできたものを食べると濃縮された毒をさらに食べることになるそうです。
因果応報、他人の痛みは必ず自分や周囲が受けます。(拒否は破滅です)
努力しても毒は消えないのと、分別してのリサイクルの非効率さよりも一気に超高温焼却するのが総合的な結果として一番ベターな選択なのだそうです。(最新焼却設備数の新設が今の日本に特に必要なのでしょう)
輸入を含め食料を浪費するのはよくないと思いました。
また、アメリカのエタノールで食料難が増えるというのなら野ざらしの田畑を拡大させている日本のODA金銭援助の資金で職員を雇用して育てた田畑の作物を援助すべきと思いました。
疑問なのは水道が使用不可能になったときに井戸を使った場合の汚染は沸騰させたぐらいではすまないのではないかと思うので道路より整備すべきなのではないかと思いました。

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