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松谷 明彦

日本経済新聞社

グループ:Book

ランキング:16738

価格:¥ 1,995

ポイント:19 pt

発売日:2004-05

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カスタマーレビュー

これからの方向性で、一つの意見として、参考となる。  (2007-12-04)
経済モデルについては古典的なきらいがあるので、やや論理性には欠けますが
一種の方向性として参考になります。
この本を批判する意見としては経済モデルの甘さとそれによる結論の信憑性ですが
これから人口減となる日本に何が起きるのか、おおざっぱな方向性は示せているのでは
ないでしょうか。
需要について海外の需要が含まれていないと言う指摘についても、現状貿易収支は減っており
対外資産残高が増えている、いわゆる海外投資で儲ける国になりつつあるのですから
さっぴいて考えてもいいと思います。

むしろ国内需要が減る事、働き手が減る事に対し付加価値の高いビジネスをすべきと言う
主張がポイントなのではないでしょうか。西・北ヨーロッパのようなブランドやデザイン、
研究開発の集中で稼いでいる国を想起させます。そこにスペシャリティが重宝がられる
世界が来ると言う事にも説得力があるのでは。


少々読みづらいかもしれません。  (2007-01-15)
いよいよ日本の人口も減少する過程に入り、各マスメディア等でも問題として取り上げられる事が多くなってきました。

今後の日本は「人口減少」が大きな社会問題になると言われ、それらは多く場合悪いことの様に伝えられてます。

しかしながらこの本に書いてあることは、その状態は必ずしも悪いことではなく、その人口減少にあった政治や、企業の活動の仕方があるということです。

人口減少を社会問題として悪い方ではなく、その事実を受け止めて今後どのような日本にするのかを考えるのに参考となる本です。

裏付けの資料として各データ等が多いので、論文の様に感じて少々読みにくい部分があるのが難点です。

まるわかり。そして冷静な分析  (2006-06-01)
「人口減少経済」という、
ともすると悲観的、感情的に分析がされそうな題材について、
非常に冷静な視点、信頼できるデータを用いて、
納得が出来る分析を行い、それをわかりやすく説明してくれている。

人口減少によって確実に経済は縮小する。
という前提に基づき、悲観的にならず、
「ではどのようにすればHAPPYになれるのか」
という分析はすばらしい。そして生産的だ。

もちろん「経済を縮小させないためには」
という観点で記述された本もすばらしいと思うが、
本書のような観点の分析はリスクヘッジの面では必ず必要。

私たちが結局求める結果は、「HAPPYであること」
そのために何が出来るかの一つの視点として本書は新しい世界を見せてくれるものだと思う。

議論の前提を見直した方が良いのでは?  (2006-02-19)
著者の現状認識が、現実とずれてしまっている様に
感じるので、
図版を多用した解説がいかにりっぱであろうと、
「ちょっと違うな」という感覚を払拭できないで
います。

本書では、BRICS諸国の台頭、外国人労働者の大量流入
という現実を考慮に入れていません。
老齢化を議論するとき、この2つは無視できないでしょう。

例えば、私が住む滋賀県では、ブラジルなどから来られた
外国人の人口比率が10%に迫る自治体も珍しくありません。
人口問題は、地方都市で何が起きているか、実際に見て回ら
れた上で議論をした方が良いと思います。

人口問題のタイムリーな啓蒙書  (2006-01-05)
 本書が出版された歴史的な意義は次の二つの意味で絶大です。第1に人口減少問題の重要性について、問題の所在を広く国民に知らしめた。第2に、多くのケインズ主義経済学者の人口減少問題に関する楽観論、これまで支配的であった楽観論がある意味で間違いであることを明らかにした。
 もっとも、マクロ経済学的な視点からみると、いろいろ問題はあります。著者がどのような経済モデルをふまえて経済を認識しているのか(ケインズ主義か、新古典派か)、推論の背景にどのような経済成長モデルを持っているのか、等の疑問がある上、開放経済の視点がほとんど抜け落ちているという致命的な欠陥があります。また、前提や結論には、異議を唱える余地もあります。
 しかしながら、こうしたことは、人口問題の存在を日本人に知らしめたという本書の社会的貢献を何ら損なうものではありません。
 今年から出生率が2.05に急増したとしても人口減少が止まるには2世代(60年)近くかかるでしょう。本当は、30年前にこのような本が読まれていればよかったのですが、本書が30年前に出版されていたとしても、人口学が甚だしく貧困な日本では、全く売れなかったと思います。
 3ヶ月先、1年先のことしか考えられない大部分のビジネスマンや経営者も、そして出産適齢期にある女性軍も、たまには30年先から現在を眺めてみてはいかがでしょうか。本書から多くの教訓が得られることでしょう。

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