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石田 衣良

日本経済新聞出版社

グループ:Book

ランキング:9447

価格:¥ 840

発売日:2008-05-09

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カスタマーレビュー

心地よいエッセイ  (2008-09-20)
本作は、石田依良さんがR−25に連載してきたエッセイを1冊にまとめたもの(一部、書き下ろし)で、
社会問題、自身の経験、今後の自分などの身近な54のテーマについて、1テーマあたり4ページで綴られています。

小説家やコメンテーターとしての自身をテーマにしているものは、ユーモアと知性にあふれていて、読んでいて面白いですし、
一方で、重ための取っつきにくい社会問題をテーマにしたものも、批判的・悲観的な文章になりすぎず、
温かさや寛容さをもって世の中を切っている感じで、全体として心地よさを感じさせてくれる作品だと思いました。

表題の「傷つきやすくなった世界で」と同じ題のエッセイが最後に綴られていますが、
石田さんの思いはここに強く込められているように思います。
私はこれが1番のお気に入りです。

20〜30歳代の方だけではなく、高校生からお父さん世代まで、多くの方に手に取って頂きたい作品です。

石田衣良の世界観を通して、「やわらかな心」を回復できる。  (2008-07-12)
石田衣良さんの本は、池袋ウエストゲートパークを数冊読んだ程度だった。
その現在を描写するぶっ飛んだ内容から、かなりヤバメの人だと思っていた。

けれど、このエッセイを読んで、印象が変わった。
すごい優しさを感じた。

そして、ここ何年かの時代の流れを確認できた。
その中で失いそうになっていた大切なものを思い出せる。

「寛容と粘りとやわらかな心を忘れずに」
「今、求められているのは、傷つきやすくなった世界で、やわらかな心を回復させていく方法なのだろう」

この本は、暖かい。
僕もR25世代、今まで読まず嫌いだったけど、元雑誌のR25も、これから読んでみようと思う。

20代前半(女)の感想  (2008-07-10)
この本をきっかけに衣良さんの本を読み漁るようになりました。
普段あまり読書をしない方でも読みやすく、若い方でもすんなり入っていける内容です。
今日本が抱えている社会問題に衣良さんが一つ一つ意見を述べているのですが
中高年世代に有り勝ちな若者への一方的な中傷批判的な意見ではなく、すべてを理解し受け入れた"大人な意見"が書かれています。
とても共感でき、また自分も衣良さんのような広い視野で考えられる大人になりたいと思いました。
私もちょっとしたことですぐ傷ついてしまう弱い人間なのでこの本を読んで頑張ろうという気持ちになれました。有難うございます。

心にまで格差を持ち込むなという姿勢は共感。  (2008-06-21)
石田さんの本は初めて読んだ。
だから、石田さんの考えがどういう背景によって出てきたものなのかは私は知らない。
テレビで見るコメンテーターの石田さんは「そうですねー。」とか言ってフワ〜っとした感じで、正直何に対しても他人ごとのような発言をする人だなぁ、と思っていた。

だからこの本は半分は、よくある有名人の批判本なのかな、と思った。
正直読了後もそのような感じが抜けない。
「石田衣良」でなければこの本は書けないのだろうか。
新聞の投書欄によくある「感情論」から出たシロウトの文章を読んでいる気持ちになった。
ちょっと意地悪く言うなら「誰でも世の中の事象に対してつらつらと意見を述べたらこの本と同じようなのが出来るんじゃない?」と思った。

子供をマーケットの対象とすることへの抵抗感や、仕事のバランスの大切さ、年金への怒りなどは誰もが既に感じでいることだ。

また選挙の面白さを説きながら、改憲・護憲に関してはどちらでも良いという考えは正直賛成できない。







弱気な現代の日本人へ  (2008-06-17)
直木賞作家にして、いまの若い世代のオピニオンリーダーであろう石田氏のフリーペーパーR25に連載されたエッセイを集めたもの。一部、書き下ろしの章もある。

小生あまり小説を読まないのだが、やはり文筆を本業とする方の文章は秀逸だ。内容的に直ちにうなずけないものも個人的にはあるのだが、やさしさあふれる文章で読者をひきつけることだろう。

かつてのサッカー日本代表のジーコ監督は、「点を取ろうとしない日本人」を卑下していたようだが、そんな弱気の日本人にとって救われるような書物なのだろう。この本は。

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