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日本経済新聞社
グループ:Book
ランキング:14495
価格:¥ 680
発売日:2005-08
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期待とは違った。
(2007-11-25)
岩波文庫を持っていて、何か新しい解釈があるかと読んでみたものの、期待するほどのことは無かった。確かに、日本の過去の戦や武将が応用した例を解説するのは妙案かもしれないが、それを期待してたわけではなく、山本七平の現代社会で通じる解釈のアレンジを期待していたので、残念。
「孫子」の入門書ですね
(2007-07-28)
戦いにおいて武将必携の知識であった、名著「孫子」のエッセンスを様々な
歴史考証や実体験を交えて解説された、手軽な入門書ではないでしょうか。
情報将校として従軍した経験を持つ著者が、実際に体験した「戦争」という
モノの悲惨さ・無意味さ・無謀さの意味が、疲れ果てて読み直した「孫子」
に全ての答えがあり、その疑問が氷解したことが執筆の動機となっております。
主として「戦う」場面における情報・知識において「孫子」を知って、実践
するか否かが生死を決する、その証左が無謀な太平洋戦争であった、と喝破
しております。
何よりも、畳水練ではなく、実践できるか否かが重要である。経済活動においても
経営者の心得として非常に示唆に富む事例ではないでしょうか。
ただ、「孫子」の重厚な内容、そして主な名訳書の分析、幅広い歴史考証と、
様々なチャレンジを行っている割にはページ数が不足している感は否めません。
軽く通読する分にはいいかもしれませんが、「孫子」をより深く勉強するには、
もう1〜2冊の同類書物の購読が必要ではないでしょうか。そのような意味からも
入門書という位置づけが妥当かと思料します。
物凄い説得力と解りやすい説明
(2007-02-07)
例え、知識や情報を幾ら持っていても、現実に活かす事や用い方を理解しない限り、知識や情報が役に立つとはいえない。
私は兵法をなんとなく読んで、知ったつもりでいたのだが、この本を読んで、それは単なる自己満足に過ぎなかったことに気づいた。
本書は、筆者の従軍経験と、故事を基に、兵法の真髄を現代人の立場において、解りやすく解説してくれる本だ。
筆者自身、従軍した後に改めて兵法を読んで、兵法とはこんなにも物事の真理を追求していた本だったのかと
その時になって初めて、目から鱗が落ちる思いがした事を、冒頭で述べられているが、
実際に戦場を経験した人間の、気づき、経験則を含めた兵法の説明は、この本ならではの本質的な物だといえる。
故に、説明に小細工が一切なく、筆者の明晰な文章と丁寧な説明のお陰で、
この手の本にありがちな、必要以上に難解な表現と誤魔化しに読者が惑わされる事はなく、何となく理解したつもりになるような事はない。
誰もが兵法の真髄に触る事が可能になり、社会に活用する事が出来る。実に実践的で、万人に配慮された兵法解説書だといえる。
私自身、常に手元に置いて何度も読み返しているし、それだけの価値をこの本に感じている。
最高の「孫子」解説書
(2006-07-12)
「孫子」だとか、「君主論」だとかのいわゆる古典は、原典(翻訳も含む)にあたるのがよいことがわかってはいても、そのとっつきにくさについ解説本に頼ってしまう。しかし解説本は解説者の解釈が入っているため、その解釈の妥当性、あるいは読者とのフィットの有無が問われることになる。当然ビジネスマン向けの解説書と、実際の戦争に向けての解説書では、フォーカスの当て方が異なって当然である。
ビジネスマン向けの解説書として、本書は他の解説書にあるようにあまり「親切」にビジネスにとってのインプリケーションを押し付けることもなく、かといってよく考えて読めばビジネスへの幅広い応用を可能にするような解説がなされている。孫子解説書の中では最も私にフィットした本であった。
細切れの印象
(2005-12-03)
孫子の内容を細かく区切り、それぞれの内容に照らして、日本の戦国時代や日露戦争、第二次世界大戦などの戦いが、適切だったのか、不適切だったのかを解説している。
さまざまな時代の事例を例示していることに加え、通常読まれている「孫子」と、後に付け加えられたと思われる部分を取り除いた天野鎮雄氏校訂版の孫子の両方を引用しているため、細切れの感が否めず、孫子を通読したという気がしない。
孫子がどのようなものかを手っ取り早く知るには良い本であるが、孫子を深く知るためには不十分であり、また、一読しただけで、実際のビジネスに応用できるようなものでもなく、私にとっては中途半端な孫子の解説書であった。

