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野口 悠紀雄

日本経済新聞社

グループ:Book

ランキング:374806

価格:¥ 1,575

発売日:2004-11

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カスタマーレビュー

尽くことのない共感  (2007-12-20)
日経の夕刊の連載時から、そのクオリティに信じられない思いをしていた。短いエピソードのなかに、尽くことのない共感を与えてくれる。どれも素晴らしいが、特に「失われた世界」がおすすめ。

これほどの本はそうはない  (2007-02-17)
天使の出現・・・誰にでもある、人生の中の忘れがたい輝きの瞬間。それは他人から見ればなんということはない出来事かもしれないが、本人にはかけがえのない経験である。なるほど、それは「天使の出現」と呼ぶに値する。
著者の知識、情報、見識には舌を巻く。経歴的にも華々しい方であるが、それでいてこの本のどこにも驕りや虚飾が感じられない。
早くも絶版?(2007/02現在)良い本は売れないというが、その好例であろうか。私もそこそこの読書家ではあると思うが、現代日本の書物でこれ以上のはそうはないと思う。再販を期待する。

一期一会  (2006-11-11)
 日経新聞夕刊の連載原稿を本文とし、それに「注釈」や「後日談」などの解説を入れたもの。

 解説のほうが、何倍ものボリュームになっているから、むしろ解説をエッセイとして楽しむといった感じ。670字という限られた字数の本文には凛とした緊張感がある一方で、解説のほうは後日談としてのリラックスした雰囲気があり、その対照が心地よい。

 本全体のテーマは、副書名のとおり「時間」。特殊相対性理論でよく耳にする「双子のパラドクス」ような、「時間」についてを直接的に考える話もあるが、全体的には歴史の話(過去という時間)や、地球の年齢に対する人類の活動時間の話(時間のスケール)など、時間をゆるく捉えて随想する。もちろん、この本でも氏が味わってきた小説、映画、音楽、美術作品、歴史的挿話などがあいかわらず好い感じに絡まっている。

 本のメッセージを、本の中のワンフレーズから選ぶとしたら、「一期一会」。単純に言えば、その日一日が人生最後の一日と思って過ごしましょう、ということ。よく言われることだけれど、氏にあらためて説かれると、やっぱり価値あるものを読む気分になってくる。

『「超」整理日誌』などの社会時評中心のエッセイに比べると、今回の本は人生の時間をどう過ごすかとか、自分の死生をどう考えるかとか、人間の自己(著者の内面)に向けられて書かれている感じ。とくに最後の戦争にまつわる章は、氏が実際に体験したことと、心から感じていること(それは憤りである)が剥き出しに表現されていて、迫るものがあった。

雑駁なエッセイ集  (2005-11-12)
 これといって新味がない。今までの本で騙られてきた知識を小出しにしてエッセイに仕上げているだけだ。読むのに時間がかからないので、「時間コスト」は非常に低いが、ベネフィットも知れている。

明日は、誰にも分からない。今、ベストの選択をすること。  (2004-12-12)
 天文学、クラシック音楽、学者、数学関係に興味がある人にとっ
ては、面白い本です。時間について書かれた書物だと思って読むと、
肩透かしを喰らいます。内容が高尚なので、私は70%は斜め読み
で飛ばしてしまいました。巻末の時間についての参考文献リストは、
興味がある学生の卒論対策に使えそうです。明日は、誰にも分から
ない。今、ベストの選択をすること。これが、この本で得た知識で
す。

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