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H.William Dettmer
内山 春幸
中井 洋子

同友館

グループ:Book

ランキング:53143

価格:¥ 2,940

ポイント:29 pt

発売日:2006-02

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カスタマーレビュー

TOC理論の体系解説  (2006-04-03)
ゴールドラット博士が開発したTOC理論を体系的に分類し、その方法論やツールを実際どのようにビジネスに活用すべきかを解説している本。会社等の組織(システム)のより高いパフォーマンスを実現させるためには、そのシステムの目的を明確にし、全体最適を実現するためプロセスや部分の役割を設計及び構築し、それに沿って運営しなければならない。しかし、実際には、全体像を理解し、全体最適を実現するシステム構築には大変な困難を伴う。TOCは、全体最適を実現するために様々なツールを提供している。まず全体像を理解するためには、「現状分析ツリー」がある。これを利用し、目に見える好ましくない現象から、目に見えない原因・ボトルネック(制約条件)を見つけ出す。TOCでは、この制約条件を発見、活用することによってスループットを増加させるサイクルを繰返すことにより全体最適を図ることを提唱している。この作業の途中で往々にして組織内での利害の対立が起きるが、「雲」を使って対立点を明確にし解決策を探ることができる。また、将来の事業プランについては「未来実現ツリー」でその可能性を検証し、将来発生するだろう問題については、「ネガティブブランチ」によりこれを事前に予見、「前提条件ツリー」「移行ツリー」でそのプランをロードマップに落とし込む。本書ではこれらすべてのツールについて作成方法及び利用方法が解説されている。
これらすべてのツールを支えているものは論理であり、それは原因と結果の因果関係を説明するための演繹法である。論理を緻密に積み上げることにより直感では気付き得ない現在、未来の問題をモレなく描写する。
博士自身が書いたビジネス小説「ザ・ゴール」等では、その小説とういう性質により、TOC理論を網羅・体系的に説明することはできない。本書は、これらの小説と併せて読むことによりTOC理論の理解を秩序立てて理解するためにとても役に立つはずだ。

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