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東洋経済新報社
グループ:Book
ランキング:8381
価格:¥ 2,100
ポイント:21 pt
発売日:2001-10
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レビュー(Amazon.co.jp)
本書は、アメリカとイギリスでベストセラーとなった『The Invisible Continent』の邦訳である。著者は、イギリスのエコノミスト誌で5人の「現代社会のグル」に選ばれた大前研一。『企業参謀』をはじめ、数々の名著を生みだしてきた著者だが、その鋭い分析と時代を見抜く目は、本書でも健在である。
本書で言う「Invisible Continent(見えない大陸)」とは、現在大変革が繰り広げられている、ボーダレスで実体のないビジネスの舞台である。かつてイギリス人にとっての新天地、アメリカがそうであったように、新大陸は移住者に大いなる変革とチャンスをもたらす。現に、21世紀の「新天地」でも、すでにマイクロソフトやシスコ、AOLといった移住者たちが大成功を収めている。本書の意義は、その性格を明らかにし、そこで成功を収めるための戦略とヒントを示している点にある。
まず第1章では、「Invisible Continent」を4つの構成要素に分けて説明している。それは、「実体経済の空間」「ボーダレス経済の空間」「サイバー経済の空間」「マルチプル経済の空間」の4つであり、互いに影響しあっているこれらの空間をうまく活用することが、新大陸における成功のカギを握っている。第2章、第3章では、この新大陸で富が生まれるしくみを解説。「プラットフォーム」と「アービトラージ」の意味を正しく理解し、活用することによって、チャンスをつかんだり、リスクを回避したりすることが可能になる、という点に注目したい。第4章では、「目覚めよ 企業参謀」と称して、この新大陸で成功するための戦略のヒントを提示。第5章~第7章では、国家や世界経済の問題を国ごとに解説している。そして、第8章では、国家や企業、個人がとるべき対策を提案し、教育問題にまで言及している。
ネットバブル期に書かれた本であり、情報は若干古いものの、その分析と洞察には目を見張るものがある。とりわけ本書で述べられる新大陸のルールを理解しておくことは、企業にとっても個人にとってもきわめて重要であるといえるだろう。(土井英司)
カスタマーレビュー ![]()
見えない経済大陸
(2006-10-05)
本書により改めて著者が高い見識を有している慧眼であると感じ入った
本書は確かに久々の骨太な著作である
”見えない経済大陸”
「ボーダレス経済」 「サイバー経済」 「マルチプル経済」
たしかにこれまでの「実体経済」に加え、現在ではこれら3つの経済空間が勢力を増し、急速に拡大を続けているといえる
著者も看破しているように日本は他国(とくに欧米諸国)に比べ完全に遅れていると言わざるを得ないが、それでも昨今ではほとんど全ての人がこれら3つの経済空間の広がりを実感として持つことができるところまで進んでいるといえるだろう
本書は著者も述べているようにこれら3つの経済空間を生き抜くためのマニュアル本ではないが、原理原則を知る上で多くの人に有益な書であるように感じる
その意味で一読の価値があることは言うまでも無く、より多くの方に熟読を薦めたい!!
ちなみに3つの経済空間への対処として稀有なる手腕を発揮した経営者としてジャック・ウェルチ氏が紹介されているが、その点において氏の著作にも触れ、氏の経営理念を知ることは大いに価値あることと私は考えている
余計なお世話で多くの人は読まれているだろうが、まだの方は是非一読を!
大前さんも神様ではない
(2006-07-17)
英文で書かれたものの和訳だと聞いていたので、全世界に向けたメッセージなのかと思っていたが、「アメリカの成功に学べ」という日本に向けたメッセージが中心であった。
大前さんの最近の著書にはいくつか目を通しており、ことさら現在の状況について「自分は前著で予言していた」と強調しておられるのが気にかかっていたが、6年前に執筆された本著を読み、なるほどと思わされるところが多々あった。
しかし、実現しなかった予言もあり、また大前さんが予測できなかった状況が現在生まれていることもあり、やはり大前さんも神様ではないと思うに至った。
もちろん大前さんは予言者ではなく、本著でも膨大なデータを分かりやすく整理し、世界の有様を分かりやすく解き明かしてくれているという点で良著である。
必読書
(2006-03-22)
新しい経済の本質を、体系的に記述した、傑作中の傑作。
何度読んでもインパクトが大きく、2006年の現在はもちろん、
今後数十年間にわたって、絶対に色あせる事がないと思われる内容だ。
まさに、私にとって、”バイブルの中のバイブル”となっている1冊。
特に、第三章”アービトラージの本質”の章は
今後の活躍を夢見る起業家、商売人にとって、
必ず理解しなくてはならない部分だと思う。
心が震えた。
(2005-09-06)
どういうわけだろう、経営書なのに涙が止まらなかった。別に、大前さんが本作の中心で、愛を叫んだわけでもないし、いつか会いにくるわけでも、冬にソナタを歌うわけでもない。でも涙が止まらなかった。おそらく僕の有るか、ないかわからない、魂に触れたのだろうな。真実の言葉って奴はすごい。本当に心が震えるんだよ。僕らは、経済の新大陸にこれから移り住まなければならないんだけど、重要なことはそれだけじゃない。猿から、ヒトに進化して、人類ってもう進化が止まったように多く人は思ってるけど、まさに新しい進化の過程に入っていると断言できる。人類の進化は常にニューフロンティアとともにあり、数々の困難を進化とともに克服してきた。西部の荒野には法も秩序もなく、そこでは強いものが勝つ。何の罪もないヒトが、理不尽な理由で命を落とす救いようのない世界。新たなる秩序を作るのには、なすべきことがあまりに多く、なせることは絶望的に少ない。しかし、立ち止まることは許されない。なぜならこの新大陸は本質的には平等であり、人類が歴史上はじめて目の前にした自由へ最後の一歩だからだ。新しい大陸では生まれたままの一個人が国籍も、人種も、性別も、年齢も、貴賎さえも乗り越える。新大陸への移住に唯一必要な切符は、「教育」であり、だからこそヒトこそが最大の資源となる。そこでは鉱物も石油すら本質的な価値を有することはない。何よりも多くの価値を生むのは、子供たちであるからだ。移住は簡単ではない。多くの血が流れ、たくさんの不平等が世界を包むこととなる。それでも人類は進むのだろう。そして遥かなる西部の荒野を飼いならしたとき、人類は新人類となるのだ。地球人というかけがえのない進化を遂げた、新しい人類に。
成功を欲する人間は必ず読め!
(2005-06-10)
20世紀最後にして、21世紀最初の名著。
大学受験前に読んでいたら、絶対に大学受験などしなかった。これをむさぼるように読んだ一週間は大学で学ぶ4年間より、はるかに中身の濃い時間であった。
盗んででも読みなさい。

