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東洋経済新報社
グループ:Book
ランキング:109610
価格:¥ 1,680
ポイント:16 pt
発売日:2008-01
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カスタマーレビュー ![]()
タイトルに偽り無し
(2008-05-07)
全般に、主張は硬派である。背筋が伸びるというレビューがあったが、同感だ。だが、どこか温かみを感じる。文脈からして、大企業よりは中小企業、若手よりは管理職以上に属する人の方が共感を持って読めるとは思うが、書かれていることは普遍的だ。
内容もさることながら、文章の良さも指摘しておきたい。締まった文章を書く方だ。
スタートアップ期から次のステージに向かう経営者に最適
(2008-05-04)
本書のターゲットは、以下のステージにある企業の経営者・幹部候補の人たち向け
・スタートアップ期は終え、成長期に入りかけている企業
・現在は年商3〜5億だが、次は年商20〜30億ぐらいまで数年で一気に駆け抜けたい
テーマとしては、以下の3つが重いなと感じました。
1)成長期に突入する経営者の使命
スタートアップ期と成長期では経営者のやることは結構変わる。何が変わるのかを指摘。
2)PDCAサイクル導入
成長している会社はPDCAサイクルが有効に機能しているが、PDCAサイクルが有効に導入できず成長しない会社があることを指摘。なぜPDCAサイクルが必要で、どうすればうまく導入できるのか。
3)成長戦略の選択
拡大戦略をとるのか、それとも、拡大は追いかけずさらなる品質の向上を追い求めるのか。成長期に突入する際には、どちらの方向性で走るのかをしっかり決めることが重要。決断せず、スタートアップ期と同じやり方で拡大を目指すと成長が止まる。
どうやれば年商3〜5億になるのかについては、本書からは特に得るものはない。3〜5億から次のステップで何が問題になるのかは、かなり深い洞察がなされている。しかし、どうすれば20〜30億にいくのかについては、いくつか触れられているものの、そこまで具体的に深く切り込まれてはいない。
私が冒頭で指摘した本書のターゲットの人たち向けには、非常に役に立つ。私の場合は、本書を最も必要としていたタイミングは5年ぐらい前だったなあと感じた。
背筋の伸びる思いがしました。
(2008-02-11)
巻頭の部分から引き込まれるように読んだが、「計画の無い実行は時間つぶしに過ぎず、計画の無い検証は自己陶酔に陥る」と言う一節は、僕自身のダメ社長時代を思い起こさせられて背筋が伸びた。
「目標を設定する目的は、目標達成の為ではなく、現状とは異なる行動を喚起していくことにある」は、将に正鵠。計画数字未達の取締役会では「罪の償いではなく、次の行動計画」を求める。と言う考え方にまっすぐ繋がり、「リーダーは数字の背景にある人間の行動を促すことでしか、数字を変えることが出来ない」でしっかりと腹に落ちる。だからこそ、経営者の夢やビジョンが全ての源泉なのだという、氏の哲学が見えてくる。
一般に経営指導書は、成功を収めた大社長の精神論か、コンサルタントなどのハウツー物が多く、僕は余り読まずに来た。辻氏は、信念を持ったキャピタリストとして正道を説いているところが、それらとはまるで違う。哲学の下敷きがありつつ、VCとしての誠意で貫かれているから、一言一言がずしりと思い。しかも、首尾一貫し、整然と整理されていて、全てそのまま明日からの現場に役立つ示唆に富んでいるところが格別だ。つまり、What for と How to の両方がこの一冊に凝縮している。
「悪いことは構造的な要因に基づく出来事、良いことは偶然の出来事、であるのが通常である」は、私を戒めてくれる。将棋の羽生名人の言を思い出した「勝つは偶然、負けるは必然」。ああ、僕ももうひとつ、強い人間になりたいと、大きなエネルギーをいただいた気がする。
この本は、ベンチャー企業の経営者向けに書かれているが、全ての、仕事に志を持つ人への熱いメッセージだと感じた。
「経営に王道なし」とは言うが・・・
(2008-02-02)
物事を結果論で語ることは簡単である。成功企業の事例を紹介して「こうすれば上手くいく」と単純に語る書籍の多い中、本書は経営の本質を凝縮したような1冊となっている。筆者はベンチャーキャピタリストとのことだが、内容自体は「ベンチャー」にも「キャピタリスト」にも、また「経営者」にも限定されない。何らかの目的を持ち、それを成し遂げていく意志をもった人間であれば参考となるであろう。やや基本的、当たり前と思われる言及が多くあり、全体として間延びしてしまっている感が否めないが、それを踏まえても良書と言える。
江上剛さんの後書き
(2008-01-26)
ベンチャー企業家だけではもったいない。銀行員、経営者、そして多くのサラリーマンが読むべきだ。必ず心に残る言葉、経営や仕事の指針になる言葉が見つかるだろう。最初のページから読むことは全く必要ない。見出しの中に自分の胸をぐさりと刺す言葉があれば、それを理解するために該当するページを読めばいい。まるで聖書のようなものだ。多くの言葉の中から、自分の戒め、支え、目標となる言葉を見つけられれば幸いだ。その言葉は、きっとあなたの生き方を変えるに違いない。

