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東京創元社
グループ:Book
ランキング:713538
価格:¥ 561
発売日:2000
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カスタマーレビュー ![]()
「幻の女」の方がサスペンスフル
(2008-07-13)
ウィリアム・アイリッシュの「幻の女」と同じで、妻殺しで死刑を待つ男が死刑執行までに真犯人を見つけてもらうよう再捜査を依頼するというお話です。
比較をすると、謎解きという点では手がかりの散りばめ方が巧みなこちらの作品のほうが上手かもしれません。一方、サスペンスフルな小説の面白さという点では、タイムリミットの活かし方がうまいアイリッシュのほうに軍配が上がるでしょう。
一方、この作品を読んで驚くのが、飲酒量の多さ。昼間からカクテルやウイスキーをぐびぐび飲んでいます。
サスペンス+本格推理物+ハードボイルド
(2005-05-22)
無実の妻殺しの罪で死刑を宣告されたロバート・ウェストランド。1度はあきらめたものの、処刑の1週間前、生き延びるため最後まで戦う事を決意する。腕利きの弁護士と私立探偵を雇って事件の再捜査を依頼し、友人たちにも協力を要請する。果たして、死刑執行までの非常に限られた時間内に、真犯人を突き止め、無実を晴らす事はできるのか?
タイムリミット・サスペンス、カッチリとした謎解き、ハードボイルド探偵物が融合した快作。特に謎解きは、密室の謎、拳銃の謎、電話の謎がからみ合った、本格推理物と呼んでいい出来映え(個人的には拳銃の謎がおもしろかった)。また、私立探偵のウィリアム・クレーンは、終盤ではめざましい推理力を見せるが、酒と女にだらしなく(特に中盤の情けなさは、気の毒なウェストランドが知ったら卒倒確実)、何ともコミカルな味を出している。1935年の作品で、やや古めかしいところもあるが、今でも充分楽しめる。

