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井上 勇

東京創元社

グループ:Book

ランキング:165167

価格:¥ 630

発売日:1961-06

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エラリー・クイーンの新冒険

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カスタマーレビュー

長編もいいけど短編もね  (2008-09-15)
◆「双頭の犬の冒険」

  ある田舎の旅館で宝石泥棒が姿を消し、同時に一緒に連れていた犬が撲殺された。
  ところが、その後、その泥棒が最後に泊まっていた部屋に犬の幽霊が現れるようになって……。


  謎自体は単純ですが、オカルトティックな怪異の雰囲気づくりで成功しています。



◆「ひげのある女の冒険」

  レンブラントの「画家とその妻」を模写していた最中に殺された男。
  彼は殺される直前、絵の女の顔にひげを描き込んだ。

  このダイイング・メッセージの意味とは?


  エラリーが、ダイイング・メッセージをもとに犯人の服装やクセ、そして
  「あるもの」の持ち方から不自然さを見出す精細な観察力を発揮します。

王道を行く傑作短編集  (2008-01-26)
クィーンは長編だけでなく、短編でもその力量を発揮する。本作は姉妹編の「新冒険」と並んで短編ミステリの王道を行く作品。

「アメリカ旅商人の冒険」は構成が巧みで犯人の意外性が光る力作。「一ペニィ黒切手の冒険」は特定切手の連続盗難を扱って、「ああっ、あの手か」と思わせておいて...。「見えない恋人の冒険」は不可能犯罪風事件を扱った、クィーンとしては珍しい作品。「双頭の犬の冒険」は「バスカヴィール家の犬」の雰囲気を意識したマニア好みの作品。オドロオドロしい雰囲気と真相の落差が心地良い。「ガラスの丸天井付き時計の冒険」は得意のダイイング・メッセージもの。苦闘するクィーン警視を尻目に、「今までに最も簡単に解決した事件」と言い放つエラリーはちょっと大人気ない。「****」を知っている方はエラリーと同じ推理が出来る。本来は傑作「キ印ぞろいのお茶の会の冒険」も入っているのだが、「世界短編傑作集」の方に収録されているので、本版では未収録。

謎解きに情熱を燃やすクィーンの作風が短編に合っているようだ。短編ミステリのお手本とも言える作品を収録した傑作短編集。

ハリー・ポッターの名前はここから?  (2003-08-02)
国名シリーズとX・Y・Zが有名なクイーンですが、短編もいいです。さすがという面白さ。でも一番びっくりしたのはこの中の「七匹の黒猫の冒険」のなかに出てくる犯人が「ハリー・ポッター」だったこと。あの有名シリーズの主人公ってもしかしてここからきているのか???

奇をてらわない奇抜さ  (2001-04-19)
通勤電車の中でも読み終えられる分量の短編が全10編、いずれも冒頭の不思議な犯罪、複数の容疑者そして意外な犯人と、推理小説のエッセンスがコンパクトにまとめられており、用いられるトリックにも無理がないのと同時に十分に独創的。奇をてらった怪奇趣味や複雑な人物造形に力を入れすぎる昨今のミステリに比べると驚くほどシンプルだが、それがかえって味わいぶかい。エラリー・クイーンはそのきら星のような長編で十分すぎるほど有名だが、ミステリのお手本のようなこの短編集も必読の価値あり。

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