アイテム詳細
東京創元社
グループ:Book
ランキング:395365
価格:¥ 672
発売日:2000
只今品切れ中
このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/Books/4488103081/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
毒殺物
(2005-03-09)
ファイロ・ヴァンスシリーズ第8作目。
立て続けに起こった2件の毒殺未遂事件と1件の毒殺事件。しかし、死亡した女性の胃からは毒物が検出されなかった、という謎をいかに解くかというお話です。
毒物がフェアかアンフェアかはおいておくとして、話自体はなかなか良くできていると思います。
犯人は一番無理のない人物を考えれば当たるでしょう。ただ、どこまでが偶然でどこからが必然なのか見誤ると誤爆します。(私は二択にまで絞り込んでおきながら考えすぎました)
このシリーズは、他のメンバーはまったくといっていいほど変化がありませんが、ヒースだけは成長の跡が見られ本作でも少ない出番ながら人間味を覗かせています。
カシノというよりむしろ化学
(2005-02-19)
ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンス・シリーズの第8作。1934年発表。2004年の復刊フェアで復刊された。
ヴァン・ダインは全部で12作のファイロ・ヴァンス・シリーズを出しているが、その最後の『ウィンター殺人事件』のなかに『推理小説の二十則』と『推理小説論』が収められていて、自らの推理小説に対するポリシーを吐露している。その中の一つに『読者が知らない未知の毒物を使用してはならない』というのがあるが、本作はぎりぎり違反していないと僕は思う。
むしろ驚くのは1934年というのに文中に出てくる化学知識のレベルが実に現代に近いという点だ。この年代には既にこのレベルまで化学は来ていたのだということが驚きだった。
ヴァン・ダインの作品名はちょっと内容とぶれているものが多いのが僕の私信だ。例えば『僧正殺人事件』などはむしろ『マザーグース殺人事件』だし、本作は『カシノ』というより『化学』である。本格的な化学のうんちくは現代のジェフリー・ディーヴァーのガス・クロマト・グラフ分析計を駆使するリンカーン・ライムにも通じるものを感じる。またそれが実に面白い。
未だヴァン・ダインの筆力衰えず、推薦出来る一冊だ。
ヴァン・ダインの二十則
(2003-01-14)
ヴァン・ダインが推理小説を書くに際しての指針として
二十則を書いたのは有名ですが
その中に
「読者が知らないような未知の毒物を使用してはならない」
というのがあります。まあ、あの人が突然死したのは水のように見える
現代では検出不能の毒ですとか言われたら普通は怒りますよね
で、この作品は思いっきりこの原則を違反しています

