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筑摩書房
グループ:Book
ランキング:7680
価格:¥ 798
ポイント:7 pt
発売日:2007-05
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カスタマーレビュー ![]()
前作とほぼ同様
(2008-09-19)
「社会調査のウソ」と内容がかなり重複。どちらか一冊で十分だと思う。
本書より、「社会調査のウソ」の方が、丁寧・辛辣・痛快な気がするのは私だけだろうか?
ただユニークなのは「いしいひさいち」氏の4コマ漫画を事例に使っていることだ。
4コマ漫画に込められた「いしい」氏の「凄さ」が本書の内容より印象に残ってしまった。
社会調査で騙さないように、騙されないように気をつける
(2008-06-09)
社会調査で騙さないように、騙されないように気をつける点を挙げている本です。
騙さないようにするために、データ変数の取り方やアンケート項目の作りこみ方が
紹介されています。例えば、2つの変数に相関があるときは…
・調査方法に問題がある
・2つが確かに因果関係になっている
・が、相互に影響している
・いや、他の因果関係も含んでいる(原因から結果までが長く多い)
・2つが他の変数の結果(だから、結果的に因果関係が有るように見える)
これらのことに留意する必要がある、と。確かになぁ、短絡的に結論に持っていって
しまってはいけないと考えさせられました。
騙されないようにするために、考える癖をつける・育てることが紹介されています。
パッと見せられて、それを考えず受け入れることのないようにすれば騙されない、と。
これまで、自分がこだわるところ以外はすんなり受け入れてきているので、今後は
意識して(少しだけでも?)考えてみる癖をつけたいですね。
世の中高生よ。これを読め!
(2008-03-14)
アメリカ人の47%が天地創造を信じているそうです。
つまり、神様が天地を作り、アダムとイブも実在し、進化論を全否定し、神様が化石を作ったからそこに化石が有ると、マジで信じているそうです。
そっち系の私学では、マジでそれに沿った教育が施されているとは。おーこわ。
こんな一大宗教国家が世界の経済と武力を牛耳っている訳ですな。
さて。この本で目立ったナイスなフレーズは
・この本から何か学ぼうとする青少年は、あらゆるオカルト(占いとか超能力とか)への信仰を捨て去りなさい。
・およそ新聞に載っている数字なんてものは、スポーツ欄以外信用してはいけない
辺りですか。
例えばです。
ネットゲームの普及率と少年犯罪の増加率は相関関係に有る、と、朝日新聞辺りにグラフ付きで載っていたとしましょう。
さて、相関関係は本当に有るのでしょうか?
携帯電話普及率だって、地デジ普及率だって、右肩上がりですよねえ。
何故ネットゲームのみ、少年犯罪の増加に相関関係が有ると、朝日新聞は断じたのでしょうか。
何故地デジと少年犯罪の増加には相関関係は無いのでしょうか?
要は、先に記事が有り、データは作為的に作られていると言う事です。
というか、新聞に出てくる棒グラフの類は、大抵下の方が恐ろしく省略されています。
この様な事例が、この本にはごまんと紹介されています。
数値を鵜呑みにするな。自分の頭で考えろ。
人生の先輩である著者より、青少年へ向けての、愛に溢れたメッセージです。いや、実に。
と、ここで、冒頭の、47%と言う数値に戻ってみましょう。
そもそも、この47%と言う数値は誰がどうやってまとめた統計を、どのルートで著者は持ってきたのでしょうか。
各種の統計の中で、一番ハデな数値のものを、恣意的に選んだのではないのでしょうか。
そう、著者の言う事すら、鵜呑みにしてはいけないのです。考える事です。
青少年よ。我々の様なバカな大人になりなさんな。この本で早めに耐性を付けましょう。
年頃のお子さんの居る方。是非読ませてあげてください。ほんと。
ここまで青少年の為になる本は、そう無いと思います。
是非に、是非に。
新聞やテレビに踊らされないように
(2007-08-15)
前作の『「社会調査」のウソ』(文春新書)では,大手新聞の記事をバッサバッサと斬りまくって非常に痛快でしたが,本書は,データ分析の仕方や質問票の作り方など,少し学問的です.しかし楽しめます.
また,人を惑わすグラフについての解説がありますが,プレゼンなどでは自分の言いたいことを分かりやすくするためにグラフを使うわけですので,ある程度の誇張は許されます.そんな時,本書で指摘されているような事は逆にプレゼンテクニックとして使えるかもしれません.
各章にいしいひさいち氏の4コマ漫画が登場します.本書を読む前は単に笑って読んでいましたが,本文の内容としっかりリンクしており,同じ漫画でもリサーチ・リテラシーを持って読むとそういう解釈になるのかと驚いてしまいました.非常に示唆に富んだ漫画だったんですね.
報道や世間に惑わされない判断力を養うために是非どうぞ.
ちゃうやろ それ!
(2007-06-13)
ときどき新聞を見ていてつっこみたくなりませんか?
「ちゃうやろ!!!!」
って。
この本は社会調査データからの新聞の見出しに、つっこみをするための情報満載です。
因果と結果 と 相関 は違うと言うことはまだまだ世間の常識になっていないのですね。
そのことを懇々と教えてくれます。
最近の報道だと
「勤務日と休日の起床時間に差が大きいと鬱になる」
なんや、ちゃうやろそれ!
鬱だから平日は無理くり起きだしても休日だと布団の中なのだ。
や、
「早起きの子供は、学校が楽しい」
違うだろ、学校が嫌だから、なかなか起き出さないんじゃ、などの事例がすぐに思い浮かびます。
統計の使い方については、言及が甘すぎなのでそういう数値を扱ったことある人には物足りないかもしれませんが、著者の如何にマスコミの言葉をそのままに納得しないかのための説明は多くの人を「啓蒙」すると思います。

