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斎藤 兆史

筑摩書房

グループ:Book

ランキング:141870

価格:¥ 735

発売日:2007-01

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CD付き 英語達人読本

カスタマーレビュー

質実剛健の学習法  (2008-05-27)
タイトルどおり英語の学習方法を紹介した本であるが、
一言でいえば、「質実剛健」の学習法の紹介本といった
ところだろう。

昨今英語教育の流れとなっている、「文法は気にせずに話をしよう」、
「自由英作文をしよう」、「英文和訳は役に立たない」、
「学校文法や受験英語は役に立たない」という風潮に疑問を投げかけ、
真っ向から自らが主張する学習法を推薦している。
その背景となり根拠となっているのが、前著ともいえる、『英語達人列伝』
や『英語達人塾』(ともに中公新書)で研究し、紹介してきた、
「英語達人」と言われる人たちの学習法である。

それに基づき、音読、素読、暗唱、多読、辞書使用推奨…など、
昔ながらの質実剛健な学習法が提示されている。
また、文法の箇所では、学校文法にのっとった解説も特徴的だろう。

著者の著作の中でも読みやすく、気軽に読める体裁になっている。
初めて著者の著作を読む方には特におすすめである。

覇気あるものは括目して読め!  (2008-04-02)
第1章 予習編―――本格的な勉強を始める前に
第2章 授業編―――自分に何が足りないかを確認
第3章 自習編―――ここからはひたすら努力
第4章 復習編―――さらなる発展学習のために

さいとうよしふみは58年(栃木県)生まれ。東大文卒,同大修士課程修了,ノッティンガム大学博士課程修了(Ph.D)。現在は東大勤務(総合文化研究科,助教授,英語文体論)。

読者=書評子として手を抜いているから,こんな短い書評になるのではない。斉藤の東大卒・東大教授という学歴権威に訴えているのではない。これ以上正しいことを誰が言えようか? これ以上由緒正しい人物の誰が類書を書けようか? 地方三流大卒で地方中小企業に勤務している無名のサラリーマンが,これに何を言い足せよう?(以上3文はすべて反語) 英語で仕事をしている人で,斉藤に誰か正面から反論できるのか? できるのは,三流英語教員と商業主義丸出しの英会話学校経営者くらいのもんだろう。あとは“私の周りはみんなそう言っている”式の無責任保護者くらいだろう。どれも当てにはならない。

この書評を読んでるあなたが英語に興味のある中学生や高校生なら,是非とも読むがよい。英語しかできない一部の帰国子女だと(こいつら四字熟語を知らない,普通に話せるのに日本語が書けない,英語力に慢心しているのかバカなのか敬語が使えない,そもそも仕事をしない),就職できても転職(実質的解雇)が必至である理由を,あなたは人生で目の当たりにするであろう。そのときに,あなたには,学生時代,英語学習をコツコツと継続してきた自負心を意識する資格があるし,有能だが厳しい英語教員に当たっていたことを神に感謝する日が必ず来るであろう。それは私でも確約できる。(711字)

「私は」かなり賛同できる部分が多いが・・・  (2007-11-25)
私は(著者ほどではないが)「英語オタク」的なところがあるので、きちんと受験英語をやったり、学校の英語を(机に向かってマジメに)やることはさほど苦ではなかった。著者の言うことも十分理解できるし、良いことを言っていると思う。

しかし、ここのレビューでどなたかも言っているように、8品詞の分類や難解な「日本語の文法用語」につまづいて英語が嫌いになってしまった英語アレルギーの人たちにとっては、この本を読んで「英語を勉強しよう!」と一念発起で頑張る気持ちは芽生えるだろうか?これまでの英語学習や学校英語で成功した人にとってはさらに勇気を与えることになろうが、そうでない人たちにとっては「やっぱり英語は難しい!」という絶望感を与えるだけかもしれない(というのは心配し過ぎか?)

中学生向きではない  (2007-05-07)
斎藤氏が数々の著書で展開している主張は、
どれも英語学習の王道を示すもので、まさに「正統派」といえる。
もちろん、この本もその流れに沿って書かれているので、
この通りにシッカリ取り組んで行けば、英語力は必ず伸びる。

ただし・・・

斎藤氏の本はいつもそうなのだが、彼の指導について行けるのは、
読む前から英語に対するスタンスが完成している「英語貴族」だけだ。
少なくとも、学生時代に挫折を経験してやり直しを志す社会人や、
これから英語に向かって行こうとする中学生を導くものではない。

文法を説明するのに、いきなり8品詞の分類から入るところなど、
いかにも分類・整理が飯より好きな研究者の面目躍如だろう。
英語で挫折する人の大半が、この分類志向への異常なこだわりと
漢字が5つも6つも並んだような、難解な「日本語の文法用語」に
ヤラレているということなど、想像もできないのだろう。
あるいは、分かっていても救う気すらないのか。

英語貴族には、正しいことを「やれ」と命じるだけで良い。
しかし、レベルも意欲もバラバラな連中には、これは通じない。
正しいことを言うだけでは、何も指導していないのと同じなのだ。

試しに、中学校や「底辺校」と呼ばれる高校で1年間、
身分を隠して授業をしてみるといい。崩壊しなければ僥倖だろう。
もちろん、そんな環境でも生徒を自主的に英語学習に向かわせ、
成果を出し続けている本物の「教育のプロ」は確実に存在する。
斎藤氏ほどの人物が彼らの存在を知らないはずはないとは思うが、
そんな現場の教師たちをどう思っているのか、できれば訊いてみたい。

ひたすら型の学習方法  (2007-04-17)
テレビでのお馴染みの斉藤兆史先生による「正統派英語学習法」です。
中高校生向けに書かれた本ですが、大人の我々にも示唆を与えてくれ
ます。自習方法として「英語を見たらとりあえず音読する」「同じ文
章を繰り返し音読する」「ひたすら書き写す」「細かいところまで注
意しながら読む」「英文を暗唱する」「多量の英文を読む」「丸暗記
する」「英語の文章を書く」「視聴覚教材を活用する」「自分なりの
学習法を工夫する」という、ひたすら型の学習方法がオススメされて
います。

本書で著者が本当に言いたいことは、最後のあたりに出てくる「英語
を使う際の心構え」という節に出てくる次の部分だと思いました。

「これから国際対話の道具として英語を用いていくとすれば、それは、
 私たちの考え方や文化をきちんと伝えられるものでなければなりま
 せん。」

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