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筑摩書房
グループ:Book
ランキング:10211
価格:¥ 1,155
発売日:2008-10-08
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『ポニョ』に至るまでの宮崎駿
(2008-11-10)
2001年に刊行されたちくま新書版を大幅改稿し、当時はまだ存在しなかった長編作品の
『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』に加え、三鷹の森ジブリ美術館、及びそこで上映される
短編映画について新しく書き下ろした増補決定版。
随所に著者らしい、センシティヴで抒情的な筆致がみられ、読ませます。
特に、宮崎作品における恋愛について述べた以下の一節は印象的でした。
〈宮崎の近作では、年齢設定こそ違えど、映画の中で出会った「男女」が実ははるか昔
すでに出会っていたことが明かされた。まさに、《運命の出会い》である。
『ハウル』の主題歌のタイトルが『世界の約束』だったように、恋を一過性な感情としてではなく、
その人物が選び取った《世界》そのものとの出会いとして捉え直す。結婚が男女にとって未来に
つながる《約束》であるように、恋とはこの世界との約束の象徴でもあるのだ。
『崖の上のポニョ』は、『千尋』『ハウル』では追想もしくはタイムスリップだった
その最初の出会いをやろうとした映画である〉
▼付記
巻末には参考資料として養老孟司氏との対談が収録されています。
なお、その対談は『ハウルの動く城 徹底ガイド―ハウルとソフィー ふたりの約束』掲載用に行われたもの。
本書には、初出時の原稿ではカットされた箇所を含み込み、構成し直したものが採録されています。

