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筑摩書房
グループ:Book
ランキング:153678
価格:¥ 1,575
発売日:2007-01
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カスタマーレビュー ![]()
抜群のおもしろさ
(2007-06-10)
小学生のとき以来、石川淳を読むのは久々なのだが、滅茶苦茶おもしろい。小説の企みが非情にうまい作家である。初期の芥川賞受賞作家ということだが、考えてみれば、綿矢りさとかいった名前だったと思うが、芥川賞受賞後、何年も書けない芥川賞受賞作家がごろごろいる。一例をあげれば大岡玲、松村栄子、その他もろもろ。また書いていても、つまらないのしか書けないのがさらにごろごろといる。してみれば芥川賞受賞作家というものはピンキリなんだということがよくわかる、それほどすごいのが今回の石川淳短篇小説選である。すごい作家は最初から最後まですごいし、駄目な作家は芥川賞受賞作品そのものも駄目なら、その後の作品もまともな芸術言語に達していない。松浦寿輝とか堀なんとかといった最近の受賞者も格好だけはまともだが、内実は下手な小説しか書けないし。芥川賞も受賞作なしということを実施しなければ、下手な三文小説家で日本文学はインフレを起こしてしまう、というかすでにインフレ。しょせん芥川賞も商業主義に毒されているにすぎず、まともな言語芸術の道案内の役から降りてしまっている。

