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アイテム詳細

斎藤 孝

筑摩書房

グループ:Book

ランキング:2423

価格:¥ 504

ポイント:5 pt

発売日:2006-03-09

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カスタマーレビュー

いい本だし、質問力は「必要」だが…  (2008-06-17)
質問する力がない日本人、質問する機会を与えられた後、後になってごそごそ話す情けない日本人。
そういう姿を見てきましたので、著者の言う「質問力」の大切さは分かります。また質問力は質問対象に対する事前勉強力や講演内容をいかに把握するかで決まる。これも事実です。時間は限られているので皆が聞きたいことを聞くのが重要であることもまた事実です。

ただ、本の最初にある子供のやりとりや、意味のない質問に対する考え方が冷酷すぎやしないかと感じます。著者の本は何冊か読んだが、冷酷に感じる事が多いです。その辺、少し考えてみてはどうだろうと言うことで☆ー2です。

自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい。  (2008-06-02)
「自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい。」

本書は、

 これからの社会で間違いなく必要とされるのは、「段取り力」と「コミュニケーション力」だ。

と断言する著者が、特に後者の「コミュニケーション力=質問力」の重要性について具体例を挙げつつ論じた内容。

建築設計に携わる者にとって、コミュニケーション力は必要不可欠。これによって仕事を取れるかどうかが左右されるといっても過言ではない。その辺りは具体的に本書でも以下のように指摘されている。

 プレゼンテーション能力やディスカッション能力がなければ、建築家は家を建てさせてもらえない。「建てばわかる」と主張しても、そんなことでお金を払ってくれるお人好しはいないだろう。
 相手にお金を出させて、仕事を請け負うためには、対話の中で相手を納得させなければならない。ましてや建築のように、建てるまでは現物を見せられないような物を作る場合、「コミュニケーション力(質問力)」の高さが生命線になるのである。

冒頭の質問は、本書で挙げられている数ある「具体的かつ本質的な質問」の中でも特に興味深く、具体的でありながらその人の本質(職業や性格、人間性)に迫る回答を期待できるのではないかと思う。

そして最後に、著名建築家:ルイス・カーンの有名な言葉を引用する。
‘ What is your question?
  A good question is greater than the most brilliant answer.’

質問はコミュニケーションそのもの  (2008-04-08)
質問力をどう鍛えていくのか?実際の様々なインタビューを引用して、それらをテキストとして、質問の根底にあるものをあぶりだしているところがとても面白く、ためになった。
また、実際に僕たちが質問力をアップする方策も示してくれているところも参考になった。
ちなみに、同僚と質問ゲームをしたら、思いのほか盛り上がり、新しい発見もあった。斎藤先生、勉強になりました。有難うございます。

コミュニケーション能力を高める上で必要な質問力  (2008-02-08)
 コミュニケーション能力を高めるには、聞くことが大切といわれているが、どれだけ深く聞いていたかはその次に自分が発する質問によってはかられる。

 この本は上手な質問をすることによって、相手とのコミュニケーションが活発になり、相手から有益な情報が得られたり、自分の能力をアピールできるとして、質問力を磨くことを推奨している。

 また、質問力は技化でき、誰でもその能力を高められるとして、著名人の対談を例に挙げながら、具体的に優れた質問について説明している。

 なかでも座標軸を使って、質問の性質を解説しているのが分かりやすかった。普段なにげなく質問しているが、こういう座標軸を頭に浮かべながら質問すると、もっと相手からいろいろな事が聞けたり、「おっ、こいつは鋭いことを聞いてくるな!」と相手から一目置かれたりして、社会生活を営む上で質問力を磨くことは結構大事だな、と思いました。

フレームを作れ!  (2008-01-03)
ぼくは自称「平成の資格王」です。
毎年、自分の今の仕事に関連する何らかの資格試験に挑戦しています。
資格試験の勉強を通してぼくが得たことのひとつに「出題者の意図を理解する能力」を磨くことができたことがあげられます。
問題を読んで、何を問われているのか的確に理解する能力、ということです。
出題者の意図を正確に酌み、与えられたスペースと時間で、出題者の満足する解答ができるかどうか。
それが「試験」なんだと分かりました。

この能力は、資格試験以外にもすごく役に立っています。
仕事をするにしても日常生活においても、何が問題なのか、何を解決すればよいのか、いつまでにやればよいのか、どの程度の品質が必要なのか、お金はいくら使う必要があるのか、解決のための段取りはどうするか等々を意識できるようになりました。
たとえば、お客さんからクレームがあったとき、どうやっていけばお客さんが満足してくれるのか。
お客さんが何を求めているのかすぐ理解することができたら、対応も楽にできるはずです。

要するに「フレームワーク」ですね。
問題のフレームを理解できるかどうかが、問題を解決できるかどうかなんです。

何が問題なのか的確に分からないと、指標、目標があいまいになってしまい、無駄な作業が多くなってしまいます。
無手勝流な不合理な仕事は、決して満足した仕事につながりません。

斎藤孝『質問力』筑摩書房¥1200-から引用します。

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実は受験勉強や他のすべての試験にパスするヒントもここにある。
問題を作る側に立ってしまえば、テストはあっけないほど簡単に解けてしまう。
あるところまで勉強すると出題者の意図が手にとるようにわかってくる。
なぜそのようなことを聞くのか、なぜこの選択肢を用意したのかがわかり、「ああ、苦労して問題を作ったんだね」という気持ちになると、ほぼ間違いなく正解を答えることができるのだ。(14-15p)
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出題者の意図をつかむ訓練のためには、自分が出題者になってみるのがいい。
子どもの頃、友だちと一緒に勉強して問題を出し合ったりしましたが、これは理にかなった勉強法だったんです。
自分を出題者のレベルまで持って行ければ、解答は自ずと解けてしまう。
つまり、フレームを共有できるってことですね。

試験問題にも「悪問」と呼ばれるものもあります。
それは出題意図が理解できず、どのようなフレームで答えたらいいのか分からない問題です。
当然ながら採点も明確な基準をもってすることができません。

大人にも同じことが言えます。
有能な上司っていうのは、部下への指示、命令が的確です。
上司は<出題者>ですから、部下への仕事の指示をすることによって自分も鍛えられているわけです。
「良問」な指示は、部下の混乱を防ぎます。
もちろん部下の方も、きちんと意図を理解する技術が備わっている必要があります。
でも良問に常に接していれば、部下は確実に育っていくものだと思います。

逆に、無能な上司はフレームワークが下手なので、部下への指示命令が曖昧になります。
部下はしっかりとしたフレームを共有できないために、ムダな仕事をしなくてはならなくなる。手戻りも多くなる。
かけた労力と時間の割に、品質の低い仕事しかできないのです。
当然ながら部下は育っていくことができません。

フレームワークの技術を習得するのに、受験勉強や資格試験は格好の練習になります。
だからぼくは、きちんと受験勉強してこなかった人や、その人が今就いている仕事に必要な資格も取得していない人を今ひとつ信用する気になりません。
実際一緒に仕事をしてみると、技量の違いがはっきりと分かってしまうのです。

よい仕事はフレームを明確に作れるかどうかです。
その技術は、受験勉強や資格試験の勉強のなかで鍛えられていくものだと思っています。

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