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アイテム詳細

Philip Hill
David Leach
新宮 一成
村田 智子

筑摩書房

グループ:Book

ランキング:152671

価格:¥ 1,050

発売日:2007-02

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ラカンはこう読め!

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カスタマーレビュー

訳す本を間違っている  (2007-09-26)
後期ラカンの核心が補填やボロメオの結び目といったトポロジーにあるということで訳された本だが、訳すべき本を間違えてしまった(読んでも混乱するだけ)。訳すべきは、ラカンの後期セミネールに出席していた、Jean-Michel Vappereau氏の書いた次の位相数学の著作(『Etoffe: Les surfaces topologiques intrinseques』・『Noeud : La Theorie du noeud esquissee par J. Lacan』)、あるいは、DARMON, MARCの『Essais sur la topologie lacanienne』の方でした。

精神分析家とは?  (2007-06-29)
 本来ラカンなどどうでもいいのだが、結構よく聞く名前だからどんなものなのだろうという‘雰囲気’程度に知りたいという人には本書を薦めたい。
 しかしこのような精神分析に関する本を読むと必ず沸き起こる疑問がある。フロイトやラカンを精神分析家と認めることに異存はないだろうが、彼らの考えの全体像をいまだに把握できずに一生懸命勉強している一般の精神分析家を精神分析家と認めてしまっていいのだろうかと。例えば、音楽学校へ通ったからといって誰でもがビートルズになれるとは限らないどころか誰もビートルズなどになれないように、「フロイト派分析研究センター」で勉強したからといって、その人がフロイトのような精神分析家になったとフロイトがいない今、誰がお墨付きを与えるのか?
 本書にも書かれているように(P.207)、ラカンの理論を利用して様々なものが説明されたりしているが、誰もラカンの理論の全容を把握していないわけなのだから、それが本当に有効なものなのかは怪しい。
 だから今のところラカン理論の最も有効な利用方法は‘脳トレ’である。

わかりやすくて いい  (2007-03-14)
具体的な話、繰り返し、簡単な言葉でとにかくわかりやすい。
イラストも多くレイアウトが変化に富んでいるので飽きない。
とりあえずのところわかったと思えるように書いてある。

ラカンについては有名な語句くらいしか知らず、それがどのように語られているのかまったくわかっていなかったのだが、そういう状態から一歩抜け出し、ラカンの解釈をイメージできるようになった。比較的平易な入門書とされているらしい新宮一成『ラカンの精神分析』すら途中までしか読んでいなかった私も、これは引き込まれて最後まで飽きることなく読み通すことができた。

安易な心理学やAC概念にとらわれている人にもこれをすすめたい。

探し物は「自分」ですか?  (2007-02-14)
難解不落(?)のラカン!夜郎自大な物言いを許してもらうなら、奇天烈珍妙な語句・用語・言説でさっぱりわからないラカンの思想についての解説本のなかで、おそらく本書は最もとっつきやすいのではないだろうか。
「ラカンはわからん」というオヤジギャグをこの20年連呼してきた評者にとっては、何か癒される1冊でもあった。フロイト生誕150年でもある今年はラカンをも含めたフロイト派の見直し元年にもなるかもしれない。
精神分析学という20世紀最大の学問は、その大方がオカルトに塗れてしまった。悪用され過ぎたのである。そうした泥沼からフロイトとラカンを救い出さねばならない。
斎藤環の『生き延びるためのラカン』もその意図するところはわからぬでもないが、あまりにハウツー染みていて「??」である。サービス精神が旺盛過ぎるのかも。
ラカンの欲求―要求―欲望の段階説は、人間性心理学のマズローなんぞの自己実現=自己責任イデオロギーの「5段階説」の浅はかさを証している。この点、斎藤環の言わんとする「自分なんて探すな」というメッセージは全く正しい。

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