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Paul Adrien Maurice Dirac
江沢 洋

筑摩書房

グループ:Book

ランキング:90960

価格:¥ 945

発売日:2005-12

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カスタマーレビュー

翻訳本は誰が読むのだろう?  (2008-11-11)
70年代にランダウ・リフシッツ「場の古典論」等で一般相対性理論を読んだ。その後、超薄いディラックのエレガントな原著読みました。当時はまだ、素粒子論学ぶ者にとって、一般相対論は、必須ではなかった。ランダウの「力学」のように天才による教科書であった。ランダウの「力学」は今も物理学を専攻する学部学生に役立つ。70年代の末、超弦理論の出現により、大部分の素粒子論専攻者に一般相対性理論は必須となった。大学院生は数学的に現代化されたTHORNの「GRAVITATION」等を教科書として学び、直ちに、超弦理論の論文を読むことになる。理論天文屋さんのようにゆったりしてはいられない。素粒子論は一番過酷な分野である。今、現在も。一般相対性理論のみを研究する者、ソーンのは厚すぎると感ずる物理学科学部卒の人で手早く理解したい人にはちょっと無理かな。その他趣味人以外いまさら翻訳されてもね・・・。科学を学ぶ者英語は当然読める。読む対象は難解な哲学書ではない、物理、数学である。われ等の多くは日本人、英語より日本語読む方が早いのは当然。薄いながら、Diracにしか書かれてないこともある。
賛否はあるが、天才による著書、翻訳しておくのは意義がある。翻訳者も一流である。
Sept-masque de couleur


レベルが違いすぎて断念  (2007-01-12)
 この本を読む前に科学史的な本をまとめて読んでいて,その流れで調子に乗って手を出したが,6頁目ぐらいでノックアウト.
 読了できず.
 “簡明直截かつ美しい一般相対性理論の入門書”らしいが,理数系の大学で数学をちゃんとやっていないとたぶん撃沈します。
 簡明ということを理解するには,前提で必要とされるレベルが違いすぎます。
 理解できるひとには良い本なのだと思いますが,微積が苦手だった人は手を出してはいけません。

簡潔さは傑出した点だろうか?  (2006-12-29)
この本は簡潔であることがやたら賞賛されているが、
この内容をこの分量にまとめるのは実際大して難しくない(この本を手本にしなくても)。
元々、入門的一般相対論の本の半分近くを占める微分幾何の初歩は、数学の教科書から直接抜き出せばこの程度の分量も無いのである。

むしろ現代的に価値がある点は、他の本ではおざなりにされがちなエネルギー運動量テンソルや正準形式について詳しく論じていることだと思われる。
特に和書でエネルギー運動量テンソルをここまで理論ベースで詳しく解説した書は現在絶版となっていない物の中では本書以外に無い。

後世に影響を与えた教科書  (2006-12-12)
この教科書は70年代に出版されたものだが、入門書としての価値は今日においても変わらない。80年代以降に出版された教科書に、少なからぬ影響を与え続けてきたと思われる。
この本は大きく二つの部分からなる。前半はブラックホールを目標とし、後半は変分から探る重力場方程式の性質と重力波である。説明は簡潔にして要を得ている。計算過程は丁寧であり代数的処理が多い。難しく感じる箇所も、前後をよく読めば必ず自力で解けるようになっている。公式の導出法もちゃんと説明されている。特に、後半部分の擬テンソルや重力波の説明は秀逸である。ただ、星の構造や宇宙論の話題は省かれている。30年前の本という時代の制約もあったであろうが、著者の慧眼も感じさせられるところである。時間の限られた一会社人間にとり、この教科書は本当に得がたい一冊である。過去に、入門書と銘打ちながら専門家用の本が出たことがあったが、天才デイラックの功績は入門書のありかたにも及んでいる。

理論の美しさを余すことなく堪能できます!  (2006-02-21)
Diracの「一般相対性理論」が文庫本になりました!
一般相対論が簡潔に&余すところ無く記述されています。
正に「エレガント」の一言に尽きます。
学生時代にDiracの「The principles of quantum mechanics」を読んで、
その数学的美しさに圧倒された記憶まで甦ってきました。

元々数学的美しさに彩られた「一般相対性理論」をDiracが解説するのですから、
美しくないはずがありません。
「The principles of quantum mechanics」共々、絶対的にお勧めします!

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